いつも愛三工業レーシングチームを応援いただき、本当にありがとうございます。
2023年9月30日(土)
大分県大分市大分いこいの道周辺で行われた
『 おおいたいこいの道クリテリウム』水谷監督のレースレポートです。
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愛三パワーで隼(岡本隼)が優勝。
春先鹿児島で優勝して以来の九州、そして久しぶりのUCIレース連戦となる。
我々、愛三工業レーシングチームの目標はこのクリテリウムで一番スプリント力のある隼をエースとして優勝を狙う。
スタートから予想以上にスピードは速く常に集団は一列棒状。
そんな中でも常に選手たちは前方に位置づけながら周回を重ねた。
数回に渡り単独で逃げを試みる選手はいるが、常にメイン集団のスピードは衰えず速い。
後方では中切れが多く周回を重ねるごとに集団は小さくなって行った。
ラスト5周から我々は列車を組む体制に入り、
今回好調のバル(當原隼人)とマサ(石上優大)がペースを落とさず集団前方をキープ。最終周回に入った所で各選手は全開で愛三トレインを組み隼を牽引。最後の直線では啓吾(草場啓吾)が隼を発射させ、隼特有の後方からの追い込みで見事優勝。
今回のクリテリウムでの我々、愛三工業レーシングチームの動きは抜群で、とても気持ちの良い勝ち方ができ嬉しく思う。この調子で明日のロードへ繋げたい。
最後に、今日も応援に駆けつけてくださったファンの皆様に感謝の気持ちで一杯です。
明日のレースも是非宜しくお願いします。
Photo@aisanracingteam
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監督のレポートに続き、レース後の3選手のコメントをご紹介します!
問)今日のレースを振り返って、一言お願いします。
草場)集団をずっとコントロールする形とは違いますが、自分たちの思うレースができて、チーム一丸となって戦えて、結果勝てたので、本当に良かったです。
問)今日は、序盤から集団の前方まで上がっていたように見えましたが?
草場)はい。調子も良かったですし、早いうちから集団の前方へ場所取りに行きました。自分も年齢的にも役割が少しづつ変わってきているのもあるんです。
問)20周回完了の中間ポイントを取りましたが、あれは狙っていったのですか?
草場)はい、実はそうです。思いのほかもがくことなく決まりましたが、スプリントがかかっても取りに行くつもりでした。
問)フィニッシュへ向けての最終局面での動きを教えてください。
草場)最後は、バル(當原)とマサ(石上)の後ろ、自分の前に他のチームに入られてしまったのですが、そこは実は意外と冷静に対応できたのです。入らてしまっても譲るくらいの余裕があったし、周りが見えていたんです。
最後は少し集団がごちゃごちゃとなってしまったりもしたのですが、そこは岡本先輩が、糸を縫うかのようにうまくスプリントしてくれたので良かったですね。岡本先輩が強いのもありますが、あの最終局面までの中で、スプリンターの負担を軽減させられるような走りが、チームとしてできたのかなと思っています。今日は僕だけではなく、バルやマサもしっかり動きがわかって働いてくれていたんです。スプリンターがスプリントを全力でするのは当然ですが、そのスプリントに行くまでに足を使っているかどうかで最後違ってきますから。
今日は最後まで僕たちは4人いたというのは本当に大きかったと思っています。
問)明日へ向けて一言お願いします!
草場)頑張ります!
(本当に一言でした・・・。)
問)今日のレースを振り返って一言
當原)速かったです!((笑))
問)そんな速い展開のレースでの走りを振り返って
當原)チームとしては逃げに乗れたら、という話もありましたが、大きな作戦はスプリントに絞るというものでした。
レース序盤からできるだけ前方に位置取りをしようと思って、集団の前方に行きました。そこは力を使ってでも早いうちに、上がった方がいいとの判断でした。草場さんが前で場所をとっていてくれて入りやすかったです。前で場所をとる、いわば"場所取り"ってとても大事なんです。
問)あのスピードで終始前方で走りながらでもチームメイトと話すこともある?
當原)ありますよ。話すのもですが、後ろから来てる!と声がかかったり、右!左!と指示が飛んでくることもあります。
問)今日の最終局面のことを教えてください
當原)ラスト一周で石上と自分は一緒に走れたんですが、他のチームも位置を上げたいので上がってきて、草場さんと岡本さんとは少し距離ができてしまって、振り返ったらすぐ後ろにはいなかったんです。それでも石上と連携して。石上→自分→草場さん→岡本さんとうまく繋げたと思います。
フィニッシュ手前で、少しだけ、間に合うのか?という不安はあったのですが、横から岡本さんがすごいスピードで上がっていって、勝利の瞬間が見えたので、嬉しくて、自分も手をあげて喜びました
枚数(人数のこと)を最後まで4枚残せていたことも大きかったですし、レース中もほぼずっと4人で固まって走れていたことも大きかったんだと思います。
問)勝利の瞬間を共有できるとやはり嬉しいですよね。
當原)はい、もちろんです。頑張ってやってよかったなとも感じる最高の瞬間です。
問)明日に向けて一言お願いします。
當原)調子は悪くないですし、自分でも走れているのを感じています。明日のコースは、個人的にも面白くて好きなコースなんです。なので、自分の走りもしっかり頑張って、作戦にもよりますが、チームの勝利に貢献できるような走りもしっかりできるように精一杯頑張ります!!!!
ラストは、本日見事に優勝した、
岡本隼選手のレース後のコメントです!
問)今日のレースを振り返って
岡本)チームとして位置取りをしながら走れて、勝つことができて嬉しいです!
問)今日はレースの序盤から前方に固まる様子が見られたが?
岡本)はい。ペースも速かったですね。先々週の南魚沼でのクリテリウムでは逃げができてそのまま逃げ切られてしまうということもあったので、今日は、たとえ逃げができてもそこに素早く反応できる位置にいようと思っていましたし、チャンスがあれば自分も動いてもいいと思っていたので前方にいて、結果その位置で足をためられたのが大きかったです。
問)前方に序盤から集団前方まで上がりましたね?
岡本)スタートして、早い段階で、スピードを見極めて前方に上がりました。チームメイトのおかげもあって、前方で位置取りができたことは大きかったです。
やりたくても、やろうとしても、そこが上手くいかないことは正直あるので。
問)あのスピードの中、チームメイトとは言葉を交わしながら走る?
岡本)今日は僕はほとんど話していませんね。後ろにいるよ。とか前に上がって。というくらいでした。正直、ハイスピードが緩むところがほとんどなくて、きつかったので、話す余裕もありませんでした。
実は、気付いたらラスト10周になっていて、それだけ集中できていたとも言えると思います。
問)そんな中でのラストの勝負。特に最終周回はどうでしたか?
岡本)石上・當原・草場・自分の順でしたが、當原と草場の間に何人か他のチームの選手に入られてしまったんです。でも、そこで、石上と當原が自分たちを待つのではなく、そのままのペースで前にいてくれたことが良かったんです。
このコースでは、もがき始めるポイントが重要だということは昨晩のミーティングでも確認をしていて、他のチームも当然そのポイントで上がってくるのですが、そこまで上がるのに足を使うか、もがくことにどれだけ足を使えるかの違いが出たと思っています。
ラスト1周はもうずっとスプリントをしているくらいスピードは速くて、最後に向かい風にもなるんです。フィニッシュの2つ手前のカーブでは、位置は前にいたいけど、そこではできれば足を使いたくないのです。自分のことを本当によくわかってくれている草場がいてくれて、最後の最後までスプリントの足をしっかり残せてもがけました。
チームとして成功できたことがやはりとても嬉しいですね。
問)2月の鹿児島での開幕2連勝以来の自身の勝利ですが、やはり嬉しいですね。
岡本)はい。特に後半戦のUCIレースが続くここから!というところで勝てたこと、また、誰か1人で勝ったのではなく、チームで勝てたということがチームにとっても追い風になってくれると思います!
問)明日に向けて一言お願いします
岡本)みんな調子が良いのはわかったので、是非、チームで今日、明日2連勝したいです。
実は、大分のコースはクリテリウムもそんなに今まで相性が良くなかったんですが、今日のみんなで掴んだ勝利のおかげで、良いイメージで明日に進めるので、今は楽しみです!
明日も応援よろしくお願いします。
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監督からも選手からも聞かれた、"チーム"での勝利。
現地で、配信で、また速報のSNSでも沢山の応援やコメントをいただき本当にありがとうございました。
会場では沢山の地元の方の姿も見られて、10周年の大会がこれからも盛り上がっていくことを期待しています。
明日はロードレースです。
明日も、そしてこれからも、愛三工業レーシングチーム、自転車ロードレースの応援をよろしくお願いします!
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