三菱地所 presents ツアー・オブ・ジャパン2022
総括レポート
2022年5月19日（木）
第1ステージ「南信州」
場所：長野県飯田市
距離：119.6km（9.5km+12.2km×9周+0.3km）
天気：晴れ
Tour of Japan2022 Stage1 Result.pdf
ツアー・オブ・ジャパン2022は南信州ステージからのスタート。毎年個人総合が絞られる南信州が第1ステージになったので、レースはより厳しいものとなった。
愛三工業レーシングチームは当初、個人総合のエースに渡邊翔太郎を考えていたが、直前での体調不良で渡邊を欠いてしまったので、全ステージをステージ狙いに切り替えての参戦になった。
南信州では鈴木・岡本・草場で、総合争いの中に残れるだけ残って勝負と考えていたが総合争いのレベルが高く、勝負に加わることができなかった。チームでは岡本隼が6分15秒差の31位で最高位でフィニッシュしました。個人総合争いでも大きく差が開いたので、全体的にも厳しいステージになりました。もう一つの目標の全員完走は達成して皆で次のステージに駒を進めた。
2022年5月20日（金）
第2ステージ「富士山」
場所：静岡県小山町・富士あざみライン
距離：78.8km（13.1km×4周+9.4km+17.4km）
天気：晴れ
Tour of Japan2022 Stage2 Result.pdf
第2ステージの富士山は、2021年と同じコースで行われました。今回はクライマー不在のチームだったので、全員予行実に向けて調整・完走をすることを目指してスタートした。途中、渡邉歩が逃げグループに入り、中間スプリントポイントを2位・1位通過してスプリントポイントを獲得した。フィニッシュでは鈴木譲の15分57秒差の40位が最高位でした。全員制限時間内に走り切り、翌日に備えた。
2022年5月21日（土）
第3ステージ「相模原」
場所：神奈川県相模原市・鳥居原ふれあいの館
距離：107.7km（11.1km+13.8km×7周）
天気：雨
Tour of Japan2022 Stage3 Result.pdf
第3ステージの相模原は、周回コースが2021とは逆回りで行われました。スタート地点では曇っていましたが、周回コースはかなりの雨で、厳しいコンディションでのレースになりました。
レース前半は渡邉歩が積極的に中間スプリントを獲得にいき、2回とも1位で通過しました。そしてレース中盤に形成された11名の逃げグループに鈴木譲が入り、その後の発生した8名の追走グループに中川拳が入りました。その後2つのグループは合流。19名のグループになりました。逃げグループには個人総合を脅かすような選手は入っていなかったため、メイングループは逃げグループを容認して追走を行いませんでした。愛三は中川の最後のスプリントに賭けて鈴木がサポート。人数が絞られて13名になった逃げグループのスプリントで中川が7位でフィニッシュしました。後続のメイングループでは岡本・草場・渡邉が集団前方で並んでフィニッシュしました。
中川は多くの強豪選手と肩を並べて健闘しました。
2022年5月22日（日）
第4ステージ「東京」
場所：東京都品川区
距離：112km（7km×16周）
天気：晴れ
Tour of Japan2022 Stage4 Result.pdf
最終ステージの東京は、チーム一丸となってスプリントでのステージ優勝を目指しました。
レース前半はアタックが繰り返されましたが決定的なものは決まらず、中盤から6名の選手が逃げて、リーダーチームを含めたステージ優勝狙いのチームが協力してメイン集団を牽引しました。そして逃げ集団を残り4kmで吸収。愛三は岡本・草場・中川と富士クリテリウムを制したスプリントトレインでスプリントに挑みましたが、最後で連携が崩れてしまい、思い通りのスプリントができずラインが潰れてしまいました。その結果、岡本のステージ12位がチーム最高位になりました。
2022年のツアー・オブ・ジャパンは出走前から選手変更などで作戦変更を余儀なくされた中、選手たちは精一杯走ってくれました。特に相模原ステージで中川がステージ7位に入ったことは、今後のチームへ大きな刺激になったことと思います。ツアー・オブ・ジャパンのみならず、日本のステージレースは最低限の登坂能力がないとステージ優勝にも絡むことが難しいです。今後は全体的な登坂力の向上も考えて、日本のステージレースでも戦えるようなチームに近づけたらと思います。
4日間、ご声援ありがとうございました！
Text : Takumi BEPPU
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