7月11日(日)
JBCF第19回石川サイクルロードレース
場所:福島県石川郡石川町・浅川町特設コース
カテゴリー:P1(シルバー)
距離:108.8km (13.6km×8周)
天気:雨
<出場選手>
鈴木 譲
岡本 隼
草場 啓吾
大前 翔
中川 拳
渡邉 歩
<岡本隼選手コメント>
「序盤のアタック合戦は逃げ遅れない為にチームで前の方に位置をキープし、お互いにチェックし合えた。その結果、2周目の中間スプリントの後、草場選手が入った逃げが決まり一気に集団が落ち着いた。
ここで、集団が止まらないように2〜3分差以内でチームから住吉選手、大前選手、當原選手が集団をコントロールに入ってもらい自分は集団の5番手あたりで1番楽な位置で脚を貯めることができた。
残り2周に向う上りで鈴木選手と渡邉選手がペースを上げて集団を絞ってくれて差も1分を切り、逃げ切りが決まれば草場選手で、捕まれば自分で勝負という展開に持ち込めた。自分としてはすごく心身共に余裕を持った状態で最後の坂を迎えてられた。
逃げを吸収し残り200mを4番手で曲がり万全の状態でスプリントになったがBS今村選手に少し及ばなかった。自分としては万全な状態でスプリントで勝てなかった事が悔しい。
チームとしては自分たちの展開に持ち込むことができ、前半戦で1番のレースだと思いました。」
<鈴木譲選手コメント>
「前日のクリテリウムで結果には繋がらなかったものの、チームとして纏まった走りができていたので、ロードレースの方も前半組、後半組と分けエースを勝負させることを目標にスタートしました。
前半からペースが速く、後半組の草場選手が逃げに乗ったことで、チームは逃げでもスプリントでも勝てるカードを得て、落ち着いて集団をコントロール出来ました。
最終スプリントはタイミングなどや連携などの課題もありますが、エースの岡本選手が優勝まであと1歩の2位であったことやチームとしてレースの流れを変えたことなど、前半戦の締めくくりとしては後味は悪くないレースになったことを嬉しく思います。
応援ありがとうございました。」
<監督レポート>
「2021年前半戦最後のレースとして、皆で入念に打ち合わせをしてレースに臨みました。
チームの作戦としては、まずチームから逃げに選手を乗せる。逃げが決まった後はメイン集団をコントロールするチームがないことはここ数レースで実証されていて、そのままレースが終わってしまってはランキングに絡んでいる選手たちがお見合い状態で不完全燃焼になってしまうので、後続の集団をチームでコントロールしてタイム差をブリッジの射程圏内まで詰めて、そこからメイン集団をハイスピードな状態にして、ランキングに絡んでいる選手たちのブリッジを狙うというものでした。
もし追いつかなくても逃げの選手で勝負でき、もし追いついたらその中で勝負をする、という、皆が力を出し切れるレース展開を作る作戦です。
序盤には作戦通り草場が5人の逃げに入りました。この5名は主力チームからの5名だったため、予想通り集団は牽引するチームがなく、タイム差が3分まで開きました。そこでチームで先頭に立って、住吉・大前・當原の3名で2分くらいでタイム差をコントロールしました。先頭の5名は強調して逃げていましたが、タイム差が詰まってくるとアタックが開始されました。後続では、鈴木・渡邉でメイン集団を破壊するアタックを予定していましたが、タイミングが噛み合わず崩壊するまでに至りませんでした。結果、メイン集団は30名ほどのグループになりました。終始ハイペースでのコントロールだったので、メイン集団の選手たちはついているだけでかなりダメージを受けていたようです。
最後は、メイン集団の牽引でラスト4kmの上りの入り口で1分30秒のタイム差を一気に詰めて、残り2kmで逃げを吸収。最後は10名ほどの小集団でのスプリントになりました。逃げていた草場が最後の力を振り絞って岡本をサポート。二人は協力してフィニッシュに飛び込み、岡本が2位、草場が6位でフィニッシュしました。最後はどちらでも優勝を狙える位置にいることができ、作戦を具現化することができました。まだまだいろいろと改善する余地はありますが、前半戦最後のレースで自分たちのレースができたことは今後に向けて非常に良い感触を掴むことができたと思います。
優勝まであと少し。並いるライバルチームのおかげでたくさん学び・経験することができています。より強いチームになれるよう、今後も反省と改善を繰り返して成長をしていきます。
今回も応援、ありがとうございました。」
<リザルト>
0711 石川サイクルロードレース_リザルト.pdf
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