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2/7 Petronas Le Tour de Langkawi 2020 Stage1 レポート


Le Tour de Langkawi 2020 Stage 1
2020年2月7日(金) Kuching

本日よりLe Tour de Langkawi 2020がマレーシア・クチンにて開幕した。メンバーは昨日に続き伊藤、住吉、岡本、草場、大前、貝原の6名で臨む。

コースはクチンをスタートし、郊外幹線道路を経由したのち、クチンの街中を周回する全行程85.6kmで行われた。前半は平坦で単調ではあるものの、クチンでの周回はテクニカルなため短距離レースながら片時も油断ができないコースとなっていた。

チームとしては集団ゴールでのスプリント勝負に持ち込みたいが、初日から主導権を握れるほど甘いレースではないため強豪チームの出方を伺いつつ、岡本をスプリントのエースとして集団ゴールに持ち込めるよう全員で立ち回ることとした。

レースはスタートからハイペースで進み、前半30km地点までスピードが緩むことのない厳しい展開。初日としてはかなり激しいアタック合戦が続いたが、35km地点で2名が飛び出しに成功し動きを止めたメイン集団から最大で5分40秒もの差を稼ぎ出す。メイン集団はNTT、アンドローニが主体となって追走を開始するが、あまりにも広がりすぎたタイム差を詰めるには残り距離が少ない。

効果的に差を詰められない集団から焦りを感じたその刹那、集団内で落車が発生。この落車によって集団が分裂し、チームで固まっていた愛三工業の面々は後続に取り残される構図となった。すぐさま追走し先頭集団に追いついたものの、追走の最中で岡本が落車し、戦線離脱を余儀なくされてしまった。残された選手でスプリント勝負を挑む方向で切り替えたが、残り距離が少ない中、追走で全員が消耗してしまったこと、集団内の落ち着きのなさから危険性を感じたこともあり、無理をせず翌日からの勝負に切り替える判断をした。

最終的に集団は先行した2名を捕らえきれず、3位争いの集団スプリントとなった。もはやチームとしてはバラバラになってしまったが、住吉が前方でスプリントにチャレンジし16位でフィニッシュ。伊藤、草場が同集団内でのゴールとなった。また、落車した岡本と集団からこぼれてしまった大前、貝原も無事にゴールし、翌日へ望みを繋いだ。

落車、パンクなどトラブル多発のスタートとなったが、まだまだチャンスは多く残されている。明日からのステージでもチームワークを高め、上位のリザルトを目指していきたい。

Text : Taiji NISHITANI
Photo : AISAN RACING TEAM

Ltdl2020 Stage1 Result.pdf

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