REPORT

2/13 Petronas Le Tour de Langkawi 2020 Stage7 レポート

Le Tour de Langkawi 2020 Stage 7
2020年2月13日(木) Bagan - Alor Setar

本日はLe Tour de Langkawi 2020 第7ステージがBagan - Alor Setar間を北上する130.4kmで行われた。

コースは今大会中で最も集団スプリントになる可能性が高い平坦のショートステージ。ここまで目標としている一桁順位は未だ達成できていない現状から、目標は変更せずチームワークの確立、ステージ一桁順位でのゴール達成を目指した。

レースは連日の攻防が激しかったことも手伝ったか、早めに逃がしを容認する動きが見られた。20km地点を過ぎたあたりで5名の先行グループが形成され、ここに伊藤が入ることに成功する。

最大5分弱のタイム差を稼ぎ出すと、スプリンターを抱えた各チームが協力する形で集団コントロールを開始。全体の距離も短いせいか行程の半分を過ぎたあたりからメイン集団の猛烈な追い上げが始まりあっという間に差を2分強とする。これまでになく差の詰め方が早いため、多少の戸惑いはあるものの、集団スプリントで勝負することを決めていた我々としては集団の動きに注意を払い、その時を待つのみであった。

残り30kmを切ったあたりで先行5名はペースアップと同時に脱落していく選手も出始め、残り15kmを迎えると伊藤も先行グループから脱落し、メイン集団に吸収される。

ゴールまで5kmを切ると全ての先行選手を吸収。レースは予定通り集団ゴールスプリントへ突入する。ここまでスプリントで好調の大前をエースに、住吉、岡本、草場で連携し前方に位置する。しかし、今回も連携は阻まれてしまい、集団内で逸れてしまったため、最後は住吉が出来る限り大前を最善のポジションにまで引き上げスプリント勝負へ向かう。大前は右外側からスプリントに挑み、このステージを9位でフィニッシュした。

当初の目標である一桁順位を獲得したものの、選手の表情が晴れることはなかった。強豪チームに阻まれていることもあるが、連携面での課題が多いことを選手自身が自覚しているからに他ならない。今回のレースのように恵まれた環境でそれを学ぶ機会はそう多くなく、すぐに完成するほど単純ではない。しかし、昨日のレース同様着実なステップを踏めている様子に幾ばくかの期待も持ち合わせている。

明日は最終ステージを迎えることになるが、最後までチームとしての走りを追求していきたい。

Text : Taiji NISHITANI
Photo : AISAN RACING TEAM

ltdl2020 Stage7 Result.pdf

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