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12/22 ツール・ド・スランゴール2019 第5ステージ レポート

2019年12月22日(日)
Tour de Selangor 2019 Stage 5 (87.7km)

本日はTour de Selangor 2019最終日となる第5ステージがKLANG - SHAH ALAM間で行われた。最終日ということと、短距離決戦になる事から逃げきりの可能性が低いと予想されたためチームとしては集団ゴールに持ち込めるよう立ち回り、岡本、大前の2枚看板でスプリント勝負を挑むこととした。

レースは我々と同じ意思のある地元コンチネンタルチームのTSGが集団コントロールを積極的に行い3名以上の先行を許さない展開がしばらく続く。散発的なアタック合戦を繰り返し、中盤で2名の先行グループが形成される。集団コントロールは相変わらずTSGを中心に行われ、集団スプリントに持ち込む意思を強く印象づけた。

危なげないコントロールのおかげもあり、先行2名を残り5kmで吸収。愛三工業レーシングチームの面々も好位置をキープしたまま最終局面を迎える。

残り2kmに差し掛かったころ、不運にも今日のエースである岡本、大前が同時にパンクトラブルに見舞われ戦線離脱。予定通りの動きで住吉が最終コーナーを立ち上がるもチームメイトの姿はなく自らスプリントに参加するが、そこまでのリードアウトで足を使い切ってしまった影響で太刀打ちはできず、8位でのフィニッシュとなった。

最終結果は以下の通りとなる。
・個人総合成績:3位(渡邊)18位(岡本)19位(早川)24位(大前)36位(住吉)
・個人総合ポイント賞:3位(渡邊)
・ベストヤングライダー賞:5位(大前)
・チーム総合成績:4位

普段であればオフの時期(12月)ではあるが、ここまでモチベーションを高く保ち最後までチームとして戦いきった選手たちには感謝しかない。初日の出遅れが後半まで響いた事は否めないが、それ以外のステージにおいては、チームオーダーに対しそれ以上の活躍を見せ、確実に勝利が見える位置にまできていた。昨日と今日はパンクトラブルでチャンスを逃す結果となり不本意ではあるものの、レース後でも消えない闘志を選手の中に垣間見たことは結果以上に価値のあるものであり今後もこれまで以上の活躍ができると確信した。

また、今回のレースを最後に早川が現役生活を退き、渡邊がチームを去ることとなる。これまでの2人の活躍はチームにとってかけがえのないものであり失うことは痛手となるが、我々とともに戦ってくれた経験を無駄にすることなく、それぞれの次なるステップで活躍してくれることを期待し、2人を笑顔で送り出したい。

最後になりますが、今年も1年間愛三工業レーシングチームを応援してくださった皆様に感謝申し上げ2020年も変わらぬご支援をお願いいたします。

本年もありがとうございました!

Text : Taiji NISHITANI
Photo : AISAN RACING TEAM

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