REPORT

10/19 Tour of Peninsular 2019 第5ステージ レポート

10月19日(土)
Stage5
Kuala Lipis - Setiwangsa
151.4km

ツール・ド・ペニンシュラ2019最終第5ステージは、昨日に引き続き朝にキャメロンハイランドからスタート地点のKuala Lipisまで2時間車で移動。そこからクアラルンプール郊外のSetiwangsaまでアップダウンを繰り返す151.4km。特に2回目の山岳ポイントのGenting Sampahは、ツールドランカウイでゲンティンハイランドに登るステージではいつも通る急勾配の上りで、フィニッシュを前に人数が絞られることが予想されました。

今日も逃げ切りの可能性が高いため、レースはスタートからアタックが繰り返されました。愛三の選手たちも前で展開して、誰かしらが前に入っていました。しかし決定的なものは決まらず、2つ目のスプリントポイントを越えたところでようやく5名の逃げが決まりました。愛三の選手は入ることができなかったので、集団内で最後のスプリントに備えました。

その後はリーダーチームのキナンと総合2位のVINO アスタナモーターズがコントロールをするも、逃げに総合成績を脅かす選手が入っていないため、タイム差は開いていきました。なのでGenting Sampahまでの上りでモニエが集団を牽引。そしてGenting Sampahを越えたところでは住吉と岡本が先頭集団に残りました。先頭と50秒差でフィニッシュに向かいましたが、メイン集団の牽引が十分でなく、5名は逃げ切り、メイン集団では住吉のアシストでスプリントを開始した岡本が集団の5番目でフィニッシュしてステージ10位に入りました。

今大会はスプリントのチャンスが多かったものの、すべて逃げ切りを許してしまい、反省が残る結果になってしまいました。しかし逃げが決まるまでのアタック合戦での立ち回りや、スプリントに向けてどのように動いていくかという部分では日に日に連携がよくなり選手たちの成長を感じました。近年アジアのレベルが上がってきていて、特に東南アジアの選手たちは、国際レースの経験を多く積んでレベルが非常に高くなっていています。愛三の選手たちもこのような経験を多く積めるようにより多くのレース権を得て、アジアの競争率も上げていきたいと思います。

ご声援ありがとうございました。

Text : Takumi BEPPU

STAGE 5 FULL RESULTS.pdf

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