REPORT

9/7 第33回ツール・ド・北海道2019 第2ステージ レポート

9月7日(土)
第2ステージ
帯広市〜北見市
174km

ツールド北海道第2ステージは、帯広から北見まで三国峠を越えて向かっていくステージでした。1000m近い山岳を越えるステージでしたが、勾配が緩いため、スプリントフィニッシュになる可能性が高いので、チームで一番総合順位の良い草場啓吾でスプリントを狙い、ステージ優勝を狙い、それに伴うボーナスタイムで個人総合順位を上げることを念頭に置きました。

レースが始まると岡本隼が4名の逃げに乗りました。その後5名の追走グループができ、そのグループが岡本のグループに追いつき9名の逃げになりました。9名は淡々とタイム差を広げていき、最大5分弱まで開きました。後続はリーダーチームのNIPPOがハイペースで牽引をしますが、なかなかタイム差が縮まりません。登りに入ってもタイム差がつまらないので、岡本に逃げグループを引かないように指示を出し、追いつかなかった場合の保険としてステージ優勝を狙うために力を温存させました。しかしクライマー揃いの逃げグループの上りのペースは速く、岡本は三国峠の登りで遅れてしまいましたが、メイン集団からアタックをかけた数名のグループに加わり、峠を越えました。その後逃げグループは6名になり、メイン集団とのタイム差2分で追走をかけましたが、逃げグループの勢いは衰えず、6名はフィニッシュラインと同時くらいに捕まりました。ステージ優勝は6名から抜け出したワイルドライフジェネレーションの選手。岡本とスプリントに加わった草場は、ステージ13位でフィニッシュしました。

逃げ集団の6名が強力だったのと、メイン集団が意外とスプリントに向けて消極的だったことで、逃げ切りを許してしまいました5人編成のチームと、チームの強さのバランスが離れているので、なかなか思い通りの展開になることができません。しかしながら、愛三チームの動きとしては悪くないので、この調子で第3ステージでも展開していきたい。

Text : Takumi Beppu

Tour de Hokkaido 2019 Stage2 Result.pdf

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