11月18日((日)
ツール・ド・福州2018
第5ステージ
Yong Tai Circuit Course
21.6*6Laps = 129.6
ツール・ド・福州最終第5ステージは、永泰Yong Taiの街を周回する21.6kmを6周する129.6kmのステージ。細かい起伏はあるものの、逃げるには難しいコースで例年集団スプリントでのフィニッシュになっているため、今年もスプリントでのフィニッシュ勝負を狙い臨みました。
序盤に有力チームを含む10名の逃げが決まりますが、メンバーが良すぎたためにしばらくして吸収。その後、岡本を含む5名の逃げができましたが、それも程なく吸収。その後にできた7名の逃げが決定的な逃げになりました。リーダーチームのBeijing Innovaとモンゴルにコントロールされた集団から、7名は2分前後の差で逃げ続けます。愛三の選手たちは最後のスプリントに向けて集団でタイミングをうかがいます。
ラスト2周、5周回めに入るフィニッシュラインまであるスプリントポイントが終わってから集団はペースを上げて逃げに迫ります。ラスト1周になる前に逃げは捕まり、集団は1つでラスト1周へ。愛三の選手たちは5名全員で隊列を組みながら位置どりを開始。かなり良い位置でラスト5kmを切りましたが、ラスト4kmで落車が発生。隊列の先頭で行ったので、後続は止まってしまい、住吉と黒枝はすぐに再スタートができませんでした。落車を寸前のところで交わした野本と、すぐに再スタートした岡本が先頭に残りスプリントに参加して、野本がステージ12位でフィニッシュ。岡本は復帰に力を使ってしまい、23位でのフィニッシュになりました。落車の地点が残り3kmを切っていなかったので、タイム差が考慮されず、住吉はタイム差がついてしまいUCIポイントが獲得できませんでした。
ほろ苦い結果に終わってしまいましたが、若い選手が多いチーム編成にも関わらず連携は日々よくなっていき、第3ステージでは4名が先頭に残り、岡本がステージ3位という結果を残りました。最終ステージも落車するまでは最高の連携ができていただけに、今後への期待が膨らみました。UCIポイントの獲得こそできませんでしたが、良いレースができた大会になりました。チームはもうすでに2019年に向けて走り出しています。オフシーズンの間にさらなる飛躍への足がかりを見つけて、伸ばしていきたいと思います。
応援ありがとうございました。
引きづつき愛三工業レーシングチームにご期待ください。
Text : Takumi BEPPU
Photo : AISAN Racing Team
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