REPORT

5/26-5/27 NTN presents 2018 Tour of Japan 第7ステージ・第8ステージ レポート

2018ツアーオブジャパン
第7ステージ 伊豆
11km+12.2km×9周=120.8km

ツアーオブジャパン第7伊豆ステージは、実質総合逆転を狙える最後のステージなので、総合上位陣が動いてリーダーチームにプレッシャーをかける逃げができることが予想された。愛三はステージ狙いなので、逃げができれば逃げに乗り、もしくは集団が逃げグループを捕まえるようであれば、フィニッシュを狙っていく作戦。序盤は予想通り逃げたいチームの選手がアタックをして、潰し合いのような形になり、なかなか逃げが決まりません。日本CSCの周回に入ってからも愛三はモニエを中心に前方で展開するも、大きな逃げは決まらず、最終的に5名の逃げが決まりました。5名は一気に集団と差を広げました。メイン集団はリーダーのキナンサイクリングチームがコントロール。逃げもペースが速いことから、毎周回メイン集団でも脱落する選手が出る。結局、先頭は人数を減らして3人になりましたが逃げ切り、バーレーンメリダのボーレ選手が区間優勝。愛三は、阿曽がメイン集団で耐えましたが、ラスト1周で離れてしまい、トップから8分43秒差の28位でフィニッシュ。それがチーム最高位になりました。メイン集団はわずか19名の、レベルの高いレースでした。

DSC_8996.jpg

DSC_1697.jpg

Tour of Japan 2018 Stage7 Result.pdf


第8ステージ 東京
14.7km+7km×14周=112.7km

第8ステージ東京は、今大会で一番の平坦ステージ。山岳ステージで生き残ったスプリンターが活躍をするステージです。それは愛三チームでも同じく、黒枝士揮と岡本隼でスプリントでのステージ優勝を目指しました。日比谷シティからスタートしてアタックは繰り返されましたが、大井埠頭に入ったところで3名の逃げが決まりました。もう少し大きな逃げができるかなと思っていたので、少々拍子抜けでした。

3名は3分までタイム差を開きましたが、各スプリンターチームの話し合いで、2分30秒でコントロールすることに。愛三からは早川朋宏が先頭ローテーションに加わりました。先頭3名はあまりペースが上がらず、集団もローテーションのままタイム差が詰まってしまったので、一回早川を下げて様子を見ました。その後1分30秒から先頭がペースをあげたため、早川と阿曽圭佑にローテーションに入ってもらい、最後の集団スプリントへ。岡本と黒枝が残り200mで先頭に立ちましたが、3名にまくられて黒枝がステージ4位、岡本がステージ6位に入りました。ギリギリで入賞を逃してしまいましたが、2人とも力を見せました。また、チーム一丸となってフィニッシュまで組み立てることができたので、良い形も見せることができました。

DSC_4731.jpg

DSC_5384.jpg

Tour of Japan 2018 Stage8 Result.pdf

今年のツアーオブジャパンは例年と違って、はじめからステージ優勝狙いで臨みました。前半ステージでは、京都ではチームが先陣を切って率先して集団コントロールをしたにも関わらず、落車でスプリンターが足止めされてしまうアクシデントがあり、いなべ・南信州ではモニエが逃げて、美濃では阿曽が逃げて、富士と修善寺では総合争いが激化していたため勝負に絡むことができませんでしたが、東京では黒枝と岡本があわやワンツーフィニッシュと思えるスプリントを見せました。今後も貪欲にステージ優勝を狙い、そこから個人総合も狙える強いチームを作っていきたいと思っています。次のレースは中3日でツールド熊野が始まります。そこでも存在感を示し、結果につなげていきたいと思います。

Text : Takumi BEPPU
Photo: Sonoko TANAKA

コメントする