ツール・ド・ロンボク2018
第1ステージ
Pantai Kuta Mandalika - Mataram
84.4km
ツール・ド・ロンボク2018第1ステージは、ロンボク島の南にあるビーチ、Pantai Kuta Mandalikaから西ヌサ・トゥンガラ州最大の都市Mataramまでの84.4km。開催日がイスラム教の金曜礼拝のため、午後2時からスタートしました。スタートして2.8km地点にある山岳ポイントで15名ほどのアタックが決まり、愛三からは岡本が反応してそこに入った。しかしその先行グループのペースは非常に速く、岡本を含む多くの選手がそこからドロップ。最終的に先行グループは6名になりました。
メイン集団は愛三を含む逃げに選手を送ることができなかったチームが追走をかけますが、タイム差は縮まることはなく、1分20秒差で6名は逃げ切り。愛三は最後は全員で先頭ローテーションに入ったため、スプリントをすることなくステージを終えました。2クラスのレースは選手のレベルも差があり、チームも組織的に動けるところと動けないところがはっきりしているので、少人数の逃げでも追走でタイムが詰められないことがよく起こります。今回も6名が逃げて、さらに18チーム中2名入っているチームが2チームだったにも関わらず、追走に選手を出さないチームが多く、逃げ切りを許してしまいました。チームとしてもマークしていた選手が多かったので、完全にミスを冒してしまいました。第2ステージの山岳はタイム差が大きく開くことから、ステージの結果如何ではまだ総合上位のチャンスもあるので、諦めずに攻める走りに徹したいと思います。
18 Tour de Lombok Stage1 Result.pdf
ツール・ド・ロンボク2018
第2ステージ
Mataram - Sembalun
172.4km
続く第2ステージは、Mataramの街から島北東部に位置するSembalunに向かう山岳コース。途中には地図には見えない激坂も多く登場し、選手たちを苦しめました。スタートしてすぐに6名の逃げが形成されて、メイン集団はリーダーチームのトレンガヌがコントロールをする形でレースが進みました。
メイン集団はトレンガヌ以外のチームが牽引に加わらずタイム差は開く一方。タイム差は最後の山岳の手前で8分50秒まで開きました。そこで愛三が上りの麓から集団をペースアップして、そこから阿曽がアタック。集団は15名ほどに絞られました。そこからさらにアタックが繰り返され、メイン集団はバラバラに。逃げの6名も2名まで人数を減らして、1名はそのまま逃げ切り、後続から追撃をかけた選手が2位、3位。阿曽は少し遅れてしまいましたg、淡々とペースを刻み、3名抜いてステージ9位でフィニッシュしました。第1ステージで抜け出した選手も多く遅れたことから、個人総合が9位まで上がりました。
第1ステージのミスをチーム全体で挽回して、総合でもUCIポイント圏内にアップすることができました。今、チームに必要なものは多くの経験で、成功もあれば失敗もあり、特にミスをしたときの解決策やそれを挽回する責任感が生まれることが、選手個人を強くし、チームを強くしていきます。最終第3ステージも皆でチャレンジして大きな成功につなげていきます。
18 Tour de Lombok Stage2 Result.pdf
Text : Takumi BEPPU
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