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ツール・ド・北海道2017
Stage3
函館競輪場〜函館山山頂
75.9km
ツールド北海道第3ステージは第1ステージもスタートした函館競輪場から、空港方面に走っていき、山岳ポイントと中間スプリントポイントを1つづつ通過して函館の街に戻り、函館山の山頂にフィニッシュする75.9kmのステージ。
前日に岡本が個人総合時間でリーダーになったので、リーダーチームとしてのステージになりました。ステージの距離も短く、岡本自身も中間スプリントポイントを1着とってポイントジャージをより近いものにしたいという気持ちもあり、さらに函館山でも行けるだけ行ってみるという気持ちもあったので、潔くチームで函館山の麓までコントロールするということに決めました。山頂フィニッシュは力勝負なので、変な小細工や牽制は若い選手たちにとっても健全ではないと感じたため、見本になるようなリーダーのコントロールを目指しました。
チームは序盤から集団の先頭に立って集団をコントロール。途中中間スプリントポイントが確認できずスルーしてしまうなどのアクシデントもありましたが、きっちり麓まで小森亮平・住吉宏太・渡邊翔太郎の3名がコントロールして、そこからは早川朋宏と岡本隼で最後の決戦に挑みました。
結果、岡本がステージ15位でフィニッシュ。スプリントポイントを1ポイント獲得し、同点で個人総合ポイント賞のジャージを守りました。個人総合時間の順位は落としてしましましたが、正々堂々と最後まで総合争いを頑張りました。今回のレースでチームでUCIポイントを9ポイント獲得することができました。
岡本が総合上位に入ったことによって、集団牽引の駆け引きや、逃げとの駆け引きなど、選手たちが目の前で多くのことを目撃・経験できたことは、今後のチームの発展にとってよい収穫になりました。ここで経験したことを次のレースでしっかりと生かし、飛躍していくことを期待します。
Text : Takumi BEPPU
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