Tour of Japan (UCI 2.1)
Stage3 "いなべ"
8.6km+14.8km*8Laps = 127km
ツアーオブジャパン第3ステージのいなべステージ。3年前から採用されているコースですが、今年はフィニッシュまでのレイアウトが変更されて、よりテクニカルできついコースレイアウトになっていました。チームの作戦は集団でゴールするようであれば岡本隼でスプリント、上りでアタックが決まるようならば総合で上位にいる早川朋宏と渡邊翔太郎でタイム差をつけられないようにする作戦でした。
レースは始まって小森亮平が逃げに入りましたが、最初の登りで吸収されます。その後メイン集団のペースが上がり、35名の先頭集団が形成されますが、愛三からは選手をそこに乗せることができず、後続集団を牽引して35名のグループを捕まえます。そこから3名の選手が飛び出し、メイン集団はようやくペースが落ち着きます。
3名は淡々とペースを刻み、最大4分30秒ほどまでタイム差を広げますが、残り3周からバーレーンメリダがメイン集団を牽引してタイムを縮めていきます。
最後にレースが動いたのは残り1周の激坂区間。今大会の有力選手たちが動き始め、メイン集団は崩壊。下りで追いついた選手を含めて50名弱の先頭集団はそのままフィニッシュに向かい、フィニッシュ前の登りでばらけながらフィニッシュしてきました。愛三での最高位は唯一先頭に残った早川朋宏のステージ20位でした。後続では渡邊翔太郎が登りで遅れるも、小森と岡本のサポートの甲斐あって、遅れを優勝者から56秒遅れに留めました。総合では早川がトップから47秒差の30位、渡邊がトップから1分28秒差の46位につけています。
明日はいよいよ愛三工業レーシングチームのホームステージ、美濃ステージです。大方ゴールスプリントによるフィニッシュが予想されます。ホームチームの名に恥じない走りをして、ステージ優勝を目指します。
Text : Takumi BEPPU
Photo : Sonoko TANAKA
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