Tour of Thailand 2017 Stage 5
本日はツアーオブタイランド第５ステージが、今大会最長距離の１９４kmで行われた。
距離もさることながら、この日の天候は快晴で気温もこれまでで最高の上昇率であったため、総合を争う上でかなりタフさを求めれるステージとなる。チームとしては小森、住吉の総合ジャンプアップと最低限の死守を目標にレースに臨む。
レースは開始と同時に激しくアタック合戦が続く展開。４５km地点で４名の先行グループが形成され、例によってカザフスタンチームが集団コントロールを始めて、勝負どころの１級山岳の麓まで大きな動きがないままレースは大詰めを迎える。
山岳が始まると各チームのアタックがかかり集団は崩壊していく。山頂を越える頃には先行７名に対し、小森・渡邊を含む５０名強の集団という構図になるものの、先行７名は３０秒前後の差を稼ぐにとどまり、残り２０km手前で集団は一つとなる。
６０名弱となった集団ではその後も散発的なアタックがかかるが、どれも決定力に欠けており、最後はこの集団内でのゴールスプリントに持ち込まれた。
ここでは渡邊が踏ん張り、チーム最高位の１０位でゴール。小森も意地を見せ、集団内でのゴールで総合順位の死守を果たした。
渡邊はトラックのスペシャリストで、本格的にロードを初めてまだ２ヶ月足らずの新人選手であるが、大一番の今日のレースを堂々と渡り抜きステージ１０位でのゴールは、これからの成長を期待させるのに十分以上のパフォーマンスを発揮してくれた。
最終日となる明日も１級山岳を控える１３５kmのレースが控えているが、集中を切らすことなくチーム一丸で結果を求めていきたい。
17 Tour of Thailand men Results Stage 5.pdf
Text : Taiji NISHITANI
Photo : Sonoko TANAKA
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