Tour of Thailand 2017 Stage 4
本日はツアーオブタイランド第4ステージが行われた。
距離の短さと平坦基調のコースレイアウトということから、今日も集団ゴール勝負になることが予想された。今大会最後のスプリント勝負になる可能性が高いため、ここまで培ってきたものを存分に発揮しステージ勝利を目指した。
レースは逃げ切りが成功する可能性が低いことと、翌日に控える山岳を見据えてからか激しくも、これまでより消極性が見て取れるアタック合戦が長期化していた。50kmを消化する頃にようやく2名のエスケープが決まり、昨日同様カザフスタンが集団コントロールを始め、2分前後の差を保つ。
その後も順調に先頭2名との差を保ち、残り15km地点で1分程度にまで詰めていく。このまま集団ゴールという雰囲気となり、これから隊列を整えていこうとした残り10km付近で岡本が痛恨のパンクに見舞われてしまう。即、復帰処置をしたものの集団復帰を果たした頃には残り4kmほどの地点。岡本は復帰に力を使ってしまったため、残された5名でスプリントに臨む。最後は住吉が黒枝を引き連れ、絶好のポジションからスプリントを開始するも逆サイドからスプリントを開始したラインが伸び、黒枝は14位でのフィニッシュとなった。
土壇場での岡本のパンクは痛かったものの、最終的に勝負できるポイントまでスプリンターを引き上げられたチームとしての仕事は完璧であった。若手中心であるにも関わらず、このレース期間中で大きく成長してくれたものと思う。
明日は総合が大きく動く可能性のある194kmのロングステージ。最後に山岳が控えているため、タフなレース展開が予想される。残り2日間、最後まで意欲を持ってチャレンジしていきたい。
17 Tour of Thailand men Results Stage 4.pdf
Text : Taiji NISHITANI
Photo : Sonoko TANAKA
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