Tour of Thailand 2017 Stage 3
本日はツアーオブタイランド第3ステージが、今大会最短距離の111kmで行われた。
昨日はカザフスタンの力技によってほとんどの動きが封じ込められたことを考慮し、今日も同様の展開に持ち込まれることが予想されたが、コースレイアウトは平坦基調ではあるものの後半に丘越えが控えていることから攻撃のチャンスがあればチャレンジしたいと考えていた。
レースはスタートから25kmほどアタック合戦が続いたのち6名の先行グループが形成された。この中には力のある選手が数名含まれていたため、カザフスタンの集団コントロールで詰めきれないようであれば、愛三から1名ローテーションに加えることを想定しつつ様子を伺う。
カザフスタンは昨日同様の安定した集団コントロールで先行6名を2分以上逃すことを許さない。この状況から今日も集団ゴールの可能性が高いと判断し、最後の丘越えはチェックにとどめ、集団ゴールスプリントに絞ることとした。
残り10kmで全ての先行選手を吸収し、スプリントに向けたチーム同士の戦いが始まる。残り4kmを残したところで原田が集団の先頭に出るとそのまま残り1km地点まで
先頭を譲らない力走を見せる。良い形でチームを引き上げたものの、その後の位置どりで他チームの選手と接触し落車寸前まで体勢を崩してまい、トレインはばらけ、ポジションを下げてしまった。
結果は岡本の11位が最高位となったが、昨日からまた一段と連携の形がよくなったことは収穫で、特に原田の思い切った先行はチームメイトに勇気を与えたことと思う。
明日も120kmとショートステージとなり今大会で集団スプリントをするチャンスは明日が最後となる可能性が高い。さらに精度を高め、良い形のスプリントができるようチャンスを生かしていきたい。
17 Tour of Thailand men Results Stage 3.pdf
Text : Taiji NISHITANI
Photo : Sonoko TANAKA
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