Tour of Thailand 2017 Stage 2
ツアーオブタイランド第2ステージが今大会2回目のロングステージとなる190kmで争われた。昨日の結果からカザフスタンがリーダーチームとなり、今日のレースを盤石に支配してくることが予想されたため、総合逆転の動きを封じ、集団ゴールでの勝負に徹することとした。
レースはスプリントにしたいチームと逃げ勝負をしたいチームとの攻防戦が激化するも
早い段階で5名の先行グループが形成され、リーダーチームのカザフスタンが集団コントロールを始める。
カザフスタンチームは予測通り先行グループとの差を2分以内に収める安定した集団コントロールを見せ他チームへのプレッシャーをかけ続ける。先行5名は順調に逃げ続けるかに見えたが、数分のアドバンテージに逃げ切りの可能性を見出せなくなったか、ゴールまで60kmを残したところでアタックによる分裂が起こりペースが乱れ始めた。
この動きで集団もペースを乱したのか残り20kmで全ての先行選手を吸収し散発的なアタックがかかるがどの動きも単発で大きな脅威にはならない。残り15kmで集団スプリントが濃厚となったため、チームもトレイン編成でスプリントに備える。黒枝、岡本の二枚看板を引き連れ、最後はチームとして良い形で先行を仕掛けることができたが、途中でスプリンター2名がはぐれてしまい、集団に埋もれてしまった。
結果は黒枝の16位がチーム最上位となったが、岡本を含めた連携はこれが初チャレンジであるため悲観する結果であるとは言えない。さらにアシストに徹してくれた選手も最重要局面で他を圧倒できるスピードを見せることができチームとしても個々としてもレベルの向上を感じ取れたことで、今後の連携において期待感が高まった。
明日は111kmと短距離決戦となる。終始スピーディな展開が予想されるが、あらゆる角度からチャレンジを続けていこうと思う。
17 Tour of Thailand men Results Stage 2.pdf
Text : Taiji NISHITANI
Photo : Sonoko TANAKA
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