ツールドランカウイ2017
第8ステージ
Setiawangsa - Putrajaya
121km
ツールドランカウイ最終日の第8ステージはSetiawangsaからPutrajayaまでの121kmスタートしてすぐに4級と3級のKOMがあり、そのあとは2つのスプリントポイントを通過して、Putrajayaの1周約6kmの周回を6周するステージでした。愛三は早川朋宏の個人総合と黒枝士揮のステージを狙って行く作戦で臨みました。
レースは序盤からハイペースで進み、どのチームも逆転を狙った動きを狙っていました。1つ目の山岳は大きな動きがなくクリアをしたのですが、2つ目の山岳でアタックがかかり、集団が分裂しました。そのときに早川は前に残ることができず、3つに割れたうちの3つ目のグループに取り残されてしまいました。1つ目と2つ目のグループは合流して、ディメンションデータとNIPPOが協力をしてペースを上げます。3つ目のグループはWillierのポイントリーダーのスプリンターがいたため、Willierが4名全開でローテーションをしましたが、タイムをキープするのがやっとで、その後、登りで遅れていた住吉と黒枝が早川のグループに加わり、Willierと共同で先頭を引きましたが、その頃にはWIllierも疲労していて、タイムが広がっていきました。
その後の第2集団はペース走行になり、最後の周回に着きましたが、周回遅れの関係から2周をしてレースから除外されてしまいました。結局その集団は13分48秒遅れでの完走扱いになりました。この結果からアジア総合2位だった早川はアジア総合7位まで落ち、個人総合も18位から33位まで下がってしまいました。UCIポイントは3ポイント獲得しました。
今回エースを務めた早川も黒枝も昨年トレーニング中の落車により、身体に不備を抱えていたので、どこまでできるか未知数のところもありましたが、常に勝利を目指しながら彼らなりに善戦して、アジアリーダージャージの着用、暫定でアジア総合2位の位置につけることができました。このレースまでに彼らが努力した結果が反映されたものだと思います。また、他の選手たちも今まで経験のなかったレースで、各自の力を最大限に発揮していました。数字としては大きな結果は残りませんでしたが、彼らが行なった努力や経験はこの後に続いていくものだと信じています。この後も台湾・タイと1クラスのレースが続いていくので、前向きに上を目指して頑張っていきたいと思います。
応援ありがとうございました。
Text : Takumi BEPPU
Photo : Sonoko TANAKA
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