第28回ツール・ド・おきなわ (UCI 1.2)
沖縄県・北部やんばる地域
210km
天気 晴れ
出場選手
綾部 勇成
中島 康晴
小森 亮平
中根 英登
黒枝 士揮
今年で28回目を迎えるツールドおきなわに出場しました。国内外から16チーム、77名の選手で争われました。
今年はスタートからなかなか逃げが決まらず、前半はハイペースでレースが進んでいきました。1回目の普久川ダムの登りで4人の逃げが決まり、集団は安定したペースになりました4人の逃げはぐんぐんと差を広げ、差は最大で8分になりました。
奥の登りを越えて、登りで勝負をしたいチームが協力をして差を詰めるために牽引を始め、逃げとの差を一気に詰めていきました。そして2回目の普久川ダムの登りではペースが上がり、タイム差が一気に詰まりました。
そのままの勢いを保つメイン集団では続く安波の登りでアタックがかかり、そこでほとんどの有力チームを11名の逃げグループが形成されました。愛三工業レーシングチームの選手たちは皆ここで遅れてしまい、第3集団に取り残されて勝負に絡むことができませんでした。
その後、先頭4名、後続4名、追走2名に絞られました。そこから宇都宮ブリッツェンの増田選手が満を持してアタックをして、独走して優勝。力の差を見せつけました。愛三工業では第3集団から諦めずに前を追いメイン集団まで復帰し、そこで耐え切った小森亮平の15位がチーム最高位でした。
今回のレースではチームの戦力不足が露呈して、今年は課題が山ほど残りましたが、さらなる課題を残すことになりました。来期以降、日本人のみで構成されているチームでも国内・国際レースで戦っていくには、プロコンチネンタルチーム以上の実力が求められます。選手の実力のベースアップを図り、タフなレースになればなるほど強くなるチーム作りをしていくことが急務です。2度とこのようなレースをしないよう、心かけていきたいと思います。
Text : Takumi BEPPU
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