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10/9 第9回JBCF輪島ロードレース(第50回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ)レポート

10/9(日) JBCF輪島ロードレース

JBCF輪島ロードレースが石川県輪島市を舞台に行われ、愛三工業レーシングチームから小森亮平、平塚吉光、中根英登の3名が出場した。

山岳の厳しいコースで定評のあるレースだけにチーム戦というより個々の能力が要求される展開になることが予想されたためあえて先行せず、勝負どころまで耐えて上位を目指すこととした。

レースは12kmのサーキットを7周する88kmで争われた。1周目からチーム右京勢が積極的にレースを動かしていき、集団は活性化する。中根、平塚がこの動きにはしっかりと対処し、メイン集団内に残るが、山岳を得意としない小森は後続に取り残されてしまい、愛三はこの時点で2名での戦いを強いられた。

2周目にはオスカル・プジョル(チーム右京)、ホセ・ビセンテ(マトリックス)の2名で先行グループが形成され30名程度に縮小されたメイン集団はブリジストンアンカー勢がコントロールを開始する。中根、平塚はひとまずこの集団内で周回を重ね、勝負どころまで耐えることとなる。

その後、1分前後で周回を重ねるが、後半のラスト2周で先行2名の強調体制が崩れ、オスカルの独走状態となる。一方メイン集団はブリジストンアンカーの強烈な追い上げにより20秒弱まで詰めるが、この追い上げの動きでメイン集団は5名にまで絞られてしまう。この5名の精鋭グループには中根が食らいつき、ラスト1周の勝負どころを迎える。

先行するオスカルを目前に捉え、中根は自らアタックを仕掛けるものの、ここはベンジャミン・プラデス(チーム右京)に素早くチェックされ振り切れない。カウンターアタックでトマ・ルバ(ブリジストンアンカー)に抜け出され、中根は懸命に先頭を追い続けたが開いた差を埋めることができず5位でフィニッシュとなった。

最終局面であと少しのところを埋められなかったことは悔やまれるが、中根は己の強みを発揮し、立派に勝負をしてくれたと思う。

今シーズンも佳境に入るが、最後まで勝利を目指していきたい。

JBCF Wajima Result.pdf
第9回輪島ロードレース・リザルト

JBCF Wajima Team Result.pdf
第50回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ・リザルト

Text : Taiji NISHITANI
Photo : AISAN RACING TEAM

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