4/4(Mon)
Tour of Thailand Stage 4
Bueng Kan - Nong Khai / Distance : 137km
本日はツアーオブタイランド第4ステージが行われた。
全6ステージの折返しとなる今日は全日程の中でも短めの137kmで争われる。明日が今大会最長距離となる230kmのレースということもあり積極的に攻めるチームはほぼいないと想定。しかし、不足の事態にも対応できるようこまめにチェックを入れ、集団スプリントになった場合は黒枝で勝負するよう進めることとした。
レースは予想通りこれまでのステージに比べて控えめなアタック合戦で始まる。20kmほどの攻防戦の末、伊藤を含む6名の飛び出しをメイン集団は容認し、形成されたエスケープグループは順調にタイム差を稼いでいく。
メイン集団はペースダウンし、6名との差を最大3分強まで開かせたところで追走を開始。メイン集団をコントロールするのはリーダーチームのKSPOに加え、この日を集団スプリントにしたいチームが2〜3チーム協力しながら進む。
先頭6名は協調体制を崩さず順調にローテーションをしながら先行するが、3チーム以上の協力体制で追走されては分が悪く、逃げ切りの可能性は低い。そのため伊藤にはこの集団をメインで引っ張る必要がない事を伝え冷静に走るよう指示。
レースが後半に差し掛かるとメイン集団の勢いは増して行き、あっという間にその差を詰め始める。ゴールまで残り5kmまでに集団は一つになりこの日も集団ゴールスプリントに向かう。
最終コーナーを抜けたあたりで愛三工業レーシングチームのポジションは悪く、黒枝をうまく牽引することができないままスプリントへ。黒枝は横に広がった先行選手に進路を塞がれてしまい、8位でのゴールとなった。
今日は優しい展開だったこともあり、元気な選手が多く残っていたためチームとしてポジションをうまくとれなかったことが悔やまれる。ゴール後の選手の表情には不完全燃焼で終わった悔しさが滲んでいた。
明日は今大会最長距離のレースとなるため、ハードでタフな1日となるだろう。この1日を正念場とし、総合逆転へのチャレンジをしていきたい。
Text : Taiji NISHITANI
大会特設ページ→ Tour of Thailand 2016|ツアー・オブ・タイランド
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