REPORT

4/3 The Princess Maha Chakri Sirindhotn Cup Tour of Thailand 第3ステージ レポート

4/3(Sun)
Tour of Thailand Stage 3
Sakon Nakhon - Bueng Kan / Distance : 194km

本日はツアーオブタイランド第3ステージが行われた。

昨日の結果から、黒枝がポイントリーダージャージを繰り下がりで着用することとなり、中島から受け継ぐ形でスタートラインに立つ。

総合成績では中島の2位のポジションをキープしているが、中間スプリントの動き次第で順位が大きく変動する可能性がある。194kmと長丁場ではあるが、基本スタンスは変えず、レース後半に中島を重要な動きに対応させるため、引き続き伊藤、早川、黒枝、原田で後手の展開を防ぐよう進めることとした。

レースは長距離を警戒してか、序盤はやや控えめなアタックが繰り出されながら進んで行く。中盤まではこのレースの特性でもあるが、長い時間に及ぶアタック合戦が行われ消耗度の高くなる2時間を越えたあたりで集団が崩壊し始める。

この日も例に漏れることなく行程の約半分を過ぎたあたりで中島を含む20名ほどの先行集団が形成され、ここに黒枝を含む追走集団が追いつき、30名強の大所帯になる。この時点で総合リーダーの選手を後方に置き去りにすることができ、このままいけば逆転の可能性もあったが、ステージ狙いの選手と総合争いの選手が入り交じる集団では協調して逃げるという選択肢がなく、さらに絞り込みのアタックは続いて行く。

そのころ後方ではKSPOが懸命に追い上げており、2分以上あった差を序所に詰め始めていた。先行集団は数名の抜け出しがあったものの決定的なものにはならず、牽制の続く状況も長かったことから残り10kmで全ての先行選手を吸収。昨日に続く集団ゴールスプリントとなり、黒枝が果敢に挑むも4位でのゴールとなった。

今日はこの3日間の中でも非常に激しい展開だったにも関わらず、全員がそれぞれの役割を全うし、脚を残せていない状況下でもステージを狙いにいく姿勢に彼らの底力を感じた。また、この努力が実り、黒枝はポイント総合順位で単独トップに踊り出ている。

Tour of Thailandも折返しとなり、残り3ステージを残すのみとなった。総合争いは激しさを増すことが想定されるが再度集中し直し、総合逆転に向けて頑張っていきたい。

Text : Taiji NISHITANI

TOTm2016 Results Stage 3.pdf

大会特設ページ→ Tour of Thailand 2016|ツアー・オブ・タイランド

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