REPORT

3/20 JBCF Jプロツアー 第1戦 第3回宇都宮クリテリウム レポート

3/20(日)
Jプロツアー 第1戦
宇都宮クリテリウム 決勝60km(3km×20Lap)

今シーズン国内初戦となる、「宇都宮クリテリウム」が栃木県宇都宮市で開催され愛三工業レーシングチームからは、綾部勇成、福田真平、小森亮平、原田裕成の4名をエントリーした。

コースは長方形のレイアウトに一部ヘアピンコーナーを設定した比較的簡単なコースではあるものの、例年落車が頻発するということで今年は逆回りに設定が変更されていた。これによりゴール手前200mで最終コーナーとなり、ゴールスプリントになれば熾烈を極めることが予想された。

今回は他チームが8名フルエントリーで臨む中、愛三工業レーシングチームは4名と数的に不利であるため、序盤で後手に回らないようチェックし、集団スプリントで決着がつけるよう立ち回ることにした。

レースが始まると予選時とは打って変わってハイスピードでアタックが繰り返される。愛三もこれにはしっかりとチェックを入れ続け、早々に8名のエスケープが形成されたところに、今期新加入の原田をこの中に送り込む事に成功。その後2名が合流し10名となる。

エスケープは協調し差を広げるが、エスケープに選手を送り込まなかったTeam UKYOがメイン集団のコントロールにすかさず入り、30秒ほどの差を序々に詰め始める。レースは終盤に入り、メイン集団の差が20秒を切ったところでエスケープグループは再度活性化。この動きに原田は後退するが、追撃に他チームも加わり始めたため、集団は一つになると判断しゴールスプリントに備え始める。

先頭は6名と人数を減らしたもののペースは衰えない。ここで逃げ切りに意欲を見せていたのはエスケープに3名送り込んでいたブリッツェンで順調に差を詰めていたかに見えた追撃も15秒前後の差を保ったまま詰め切れない。最終周回に入っても追いつききれていなかったが、チームは僅かな望みにかけて
綾部、小森で牽引を含めた追撃を試みるが僅かに届かず、逃げ切りを許してしまった。エースの福田はアシストを受けてスプリントし後続集団の2番手ほどの位置でゴールした。

数的不利であったにも関わらず、全体的に良く動き、最終局面でも全員が機能したレースであっただけに悔しい結果となってしまったが、選手は的確な判断のもと最善の結果をもたらしてくれたと思う。

次戦は4月1日から4月6日までタイ王国で行われるTour of Thailand(UCI2.2)と4月3日に修善寺サイクルスポーツセンターで行われるチャレンジサイクルロードレースとなります。

引き続き、応援よろしくお願いします。

Text: Taiji NISHITANI

宇都宮クリテリウム リザルト.pdf

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