2016/3/2
Stage8
Batu Pahat - Melaka
119.0km
ツールドランカウイ最終の第8ステージはBatu Pahatから世界文化遺産の街Melakaまでマレー半島の西海岸を北上して、Melakaの街中に設定された周回を3周する119km。基本的にはフラットなコース設定で、途中に3つのスプリントポイントが設定されていました。
レースはスタートしてからどの選手も総合の逆転を狙っているので、再びアタックが続きました。途中、伊藤雅和を含む5名の逃げが決まるも、アジアリーダーのトレンガヌを中心に追走をして決定的な差ができる前に吸収されてしました。その後、総合で危険ではない3人の選手が逃げて、集団は沈静化。リーダーチームのディメンションデータが集団をコントロールしてフィニッシュの街Malekaに向かいました。
Melakaの周回に入るを集団はペースを上げ始めて、残り1周前に逃げを吸収。決着はゴールスプリントに。愛三工業レーシングチームは綾部勇成が残り2kmを先頭で通過。その後、福田真平と黒枝士揮で連携してゴールを狙い、黒枝がステージ3位でフィニッシュしました。チームとして今季初の表彰台、そしてステージでUCIポイントを獲得することができました。また、伊藤雅和はメイン集団でフィニッシュして、アジア総合2位でレースを終えることができました。この結果、伊藤雅和と平塚吉光、早川朋宏と黒枝士揮の4名がUCIポイントを獲得。チームとして16ポイント獲得することができました。
今年のツールドランカウイはゴールスプリントも果敢に攻め、山岳でも3名がUCIポイント圏内でフィニッシュすることができました。積極的なレース展開をできたと思います。日本人選手でも勝負することができると感じた反面、上位入賞にはまだ壁が存在することも感じました。今後は1クラス・2クラスのレースが中心になりますが、この自信を糧に、世界と勝負をしていきたいと思います。
Text : Takumi BEPPU
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