REPORT

3/1 Le Tour de Langkawi 2016 Stage7 レポート

2016/3/1
Stage7
Seremban - Parit Sulong
202.3km

ツールドランカウイはもうすでに7日目を迎えました。第7ステージは最長距離の202.3kmのステージ。前半に上りがある以外は基本的にはフラットなコース設定。総合逆転を狙う選手たちは前半の上りで動くことが予想されました。そしてゴール地点のParit Sulongは愛三工業レーシングチームが初めてツールドランカウイに出場した2010年に現在チームのテクニカルディレクターの西谷泰治が盛一大とともにゴールスプリントでマイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)を破りステージ優勝を飾った街(当時の進行方向逆でフィニッシュ。盛も4位に入る)。チームにとって縁起のよい土地でのレースになりました。

レースが動いたのは最初の3級山岳ポイント。前日の上りを反対からアプローチする10%の勾配が続く厳しい上りで、前日にリーダーを失ったアスタナがアタック。集団は一気にバラけてメイン集団も二つに分かれた。伊藤雅和はその分かれた前の集団の前方で山岳を越え、アジアリーダーの選手を置き去りにするも、後続も下りで追い上げて先頭をキャッチ。レースは振り出しに戻された。

その後は6名の選手が逃げて、集団は沈静化。リーダーチームのディメンションデータがコントロールして3〜4分差で泳がせる。一時は4分50秒あったタイム差も最後はドラパックなどのスプリントをしたいチームが追走に参加し始めてみるみるタイムが縮んでいく。最後もほとんどアタックもなくゴールスプリントに。福田真平と黒枝士揮を連れた綾部勇成がドラパックのトレインに並び、そこから黒枝が先行。一気に前に抜け出して福田真平を発射。福田は残り150mまで先頭で走るも、後続の追い上げが激しく、8位でのフィニッシュとなった。表彰台は逃してしまったが、チームの存在感を示すよいアピールとなる走りだった。総合系の選手たちも遅れることなくフィニッシュして、総合順位も守ることができた。

最終ステージはBatu Pahatから世界文化遺産の街、Melakaまでの119.0km。最後はMelakaの街を周回します。ゴールスプリントになることが予想されます。チーム一丸となって最後まで表彰台を目指します。

Text : Takumi BEPPU

Stage_7_Results.pdf

大会特設ページ→ Tour de Langkawi 2016|ツール・ド・ランカウイ

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