ツールドシンカラ2015 (UCI2.2)
10/6 Desa Adat Sijunjung - Sport Center Koto Baru 184.5km
本日は、今大会最長距離となる184.5kmで第3ステージが行われた。天候はここのところ曇り空が続き、朝は幾分涼しさを感じるほどであるが、レース時間帯は蒸し暑くなり、選手の体力を容赦なく消耗させる。
コースは前半のアップダウンがきつく、後半は道幅が狭くなるなど平坦基調ではあるものの、中切れや分断が発生しそうな条件が整っていたため、愛三工業レーシングチームはできるだけリスクを最小にする走りを心がけた。
レースは前半のアップダウンの激しさ故か少数の選手がこぼれるほどの激しい展開で進む。この激しい展開によるものか、早い段階で3名のエスケープグループが形成され、リーダーチームのピシュガマン(イラン)がすかさず集団コントロールを始める。大幅に逃がす雰囲気もなく、およそ3分程のタイム差を維持したままレースは距離を消化していく。この間、平塚が補給中に路上の穴にハンドルを取られ、落車してしまうハプニングもあったが、大きな怪我もなくすぐさま立ち上がって集団復帰を果たす。
先頭の3名は順調に逃げ続けたものの、残り30kmで集団に吸収。カウンターアタックなど試みる動きも見られたが、どれもあえなく吸収され勝負はゴールスプリントへ向かう。
チームで綾部を前方まで引きつれ、ゴールスプリントを好位置で開始。綾部は先行選手に道を塞がれてしまうものの、再度踏み直して3位でフィニッシュ。
今大会初のUCIポイントを獲得した。
昨日から落車などのハプニングが続いている中、この結果はチームの雰囲気を一転させるものとなり残りのステージでより良い走りに繋がることと思う。明日は超級の山岳ステージであるが、この調子で表彰台を狙い続けていきたい
Text : Taiji NISHITANI
大会特設ページ→ Tour de Singkarak 2015|ツール・ド・シンカラ
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