REPORT

10/3 Tour de Singkarak 2015 Stage1 レポート

ツールドシンカラ2015 (UCI2.2)
10/3 Pantai Carocok - Pantai Gandoria 163km

ツールドシンカラ2015が本日10/3より開催され、愛三工業レーシングチームからは綾部、中島、伊藤、平塚、早川、中根の6名を選抜。毎年インドネシア・スマトラ島を舞台に行われており、他に例を見ないほど山岳が厳しいレースである。

チームとしては2012年の同大会で伊藤が初日にステージ優勝し、リーダージャージを数日間守った実績があり、今回も相応の結果を狙っていく。

レースは初日ということもあり、慌ただしい雰囲気の中、スタートが切られた。最初は8.5kmのニュートラル区間があり、いつも通り穏やかに進むかと思われたが、なぜか常にハイペースで車列が進んでいく。

狭い道とブラインドコーナーが続くコース上で、選手たちを追いかけ続けるサポートカー
の中でもコースを間違えたのではないかと疑問を持ち始め、車列から離脱する。この時点で行程の30kmを越えており、前にも後ろにも選手の姿を捉えることができない。

しばらくするとコミッセールより、サポートカーにコース引き返しの指示が出される。この時、初めて追走車が選手たちを置き去りにしていたことに気がつき、全ての関係車両がコースを引き返して仕切り直しにするという事態になってしまった。しかしながら、サポートカーの中にはその情報が得られず、遥か前方まで行ってしまったチームもあり収集がつかない状況が続き、レースは完全に中断してしまう。

やがて、チーフコミッセールから「レースキャンセル」の情報が入る。これにより、本日の1st Stageは幕を閉じる結果となった。

なぜこのような事態が起こったかは謎であり、あってはならない事ではあるが、明日が初日のレースという方向に気持ちを切り替えて頑張っていきたい。

Text : Taiji NISHITANI

大会特設ページ→ Tour de Singkarak 2015|ツール・ド・シンカラ

コメントする