REPORT

10/18 ジャパンカップサイクルロードレース (UCI 1.HC) レポート

10月18日(日)
Japancup Cycle Road Race UCI 1.HC
栃木県宇都宮市・宇都宮森林公園
10.3km×14Laps=144.2km

UCIアジアツアー最高峰のHors Categoryに位置づけされているワンデーレース、ジャパンカップサイクルロードレースに出場しました。年々出場権が厳しくなってきているのですが、今年も無事に出場権を獲得し、出場することができました。例年ヨーロッパのトップチームが参戦している大会ですが、今年も例に漏れず強力なチームが出場し、レベルの高いレースが予想されました。
愛三工業レーシングチームはつい先週にインドネシアのツール・ド・シンカラが終わり、中1日で栃木県に入りました。インドネシアでは食中毒など体調不良に見舞われ、なかなかコンディションの維持が難しかったのですが、各選手レース本番までには回復させて宇都宮入りしました。

当日の作戦は、毎年後半にあるプロツアー選手たちのペースアップの際に、前にあがって勝負をすること。その際にチームメイトが残っていれば、自分たちから位置取りをして良い位置を維持することも目標に設定しました。

スタートしてすぐに7名に逃げグループが形成され、メイン集団は一気にペースダウン。そこからはメイン集団が3分前後を目安にコントロール。

しばらくはペースで走っていたメイン集団が動いたのは10周回目の古賀志林道。宇都宮ブリッツェンの攻撃で集団のペースが一気に上がり、メイン集団が崩れ始める。早川朋宏はこの動きに反応して前で古賀志林道を越えるも、ランプレ・メリダの引きが見えたので一度メイン集団に戻る。その後集団は一つになり、アタックが繰り返される。愛三からメイン集団に残ったのは伊藤雅和と早川。そして12周回目で先頭9名になり、メイン集団は18名ほどに絞られた。

その後、先頭の9名は3名と5名に分かれて、そのままの状態でフィニッシュした。後続は集団スプリントになり、伊藤雅和が18位、早川朋宏が20位でフィニッシュとなった。最後まで先頭に食らいつき、もう少しでUCIポイント獲得だっただけに、悔しいレースとなった。しかしながらメイン集団に2名残しているチームは多くなかったので、二人はオールラウンダーとしての強さを見せることができたと思う。

経済産業大臣旗、ジャパンカップと悔しいレースが続いていますが、このようなレースを積み重ねていって、安定した力を手に入れて大きなタイトルをつかめたらと思います。

応援ありがとうございました。

Text : Takumi BEPPU
Photo : Sonoko TANAKA

20151018Japancup-S-70.jpg

20151018Japancup-S-242.jpg

20151018Japancup-S-286.jpg

コメントする