REPORT

9/13 ツール・ド・北海道2015 第3ステージ レポート

ツール・ド・北海道2015
UCI2.2
9/13(日) 3rd STAGE 200km (鷹栖町〜札幌市)

本日はツールド北海道最終日となる3rd STAGEが行われた。愛三工業レーシングチームは途中に設けられた今日唯一のスプリント地点でボーナスタイムを獲得し総合成績のジャンプアップを狙うことと、福田選手のスプリントでステージ優勝することを目指した。

レースはスタート直後からかなりのハイペースでアタックが繰り返される。まともに集団のままスプリント地点に突入しても分が悪いためなんとか最初の山岳地点までに伊藤、早川、中根の3人の内、1人でも入れるべくアタックに対応していたが、力及ばず逃げに入る事ができなかった。

形成されたメンバーは精鋭ぞろいであっと言う間に離されてしまう。やがて最初にできた5名の逃げに2名が追いつき、合計7名での逃げとなり、さらにペースは上がる。この中には総合上位の選手ばかりが入っており、早々に追走が始まるが、タイム差は9分前後まで離れてしまう。

中盤過ぎ、追走には他チームも加勢し始め、次第に集団が追い上げてくる形になり出したころ中根選手が寒さで身体が動かなくなり、レースを途中で降りることになる。

風も次第に強くなり、レースは激しさを増してきた終盤、今度は福田、早川選手が遅れてしまい残りは伊藤、小森選手の2名となり、スプリント勝負も絶望的な状態となってしまった。

前方の逃げも最終的に残り2kmで吸収され、勝負はゴールスプリントに持ち込まれる。小森選手も前方に位置し、孤軍奮闘するも11位にとどまった。また、伊藤も先頭集団でゴールするも、先頭とタイム差がついてしまい、個人総合を10位で終える結果となった。

最終日で大きく割れる過酷な展開となり、愛三工業レーシングチームは厳しい戦いを強いられてしまったが、このような過酷な状況でこそ優位にレースができるようにならなければ、今後も上位を目指すことはできないと感じた。

次回のアジアツアーはツールドシンカラです。
9日間のステージレースをしっかり戦えるよう準備し直し、同大会に臨みたいと思います。

3日間ご声援ありがとうございました。

Text : Taiji NISHITANI

大会特設ページ→ Tour de Hokkaido 2015|ツール・ド・北海道

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