REPORT

5/30 ツール・ド・熊野2015 第2ステージ レポート

5/30(土)熊野ステージ
109.3km

本日はツール・ド・熊野第2ステージとなる熊野ステージが行われた。例年、総合を決める大一番のステージであるため各チーム緊張感が漂う。

愛三工業レーシングチームはこの日、総合リーダーを狙うため平塚・中根を中心に綾部・中島・福田・伊藤で2人を全面サポートをすることにした。

レースは序盤に4名が逃げる展開でスタート。4人のエスケープは1分前後で逃げ続けるが、最初の山岳ポイントとなる千枚田で集団の猛追を受ける。

2度目の山岳ポイントとなる札立峠を集団のまま通過すると、各チームのエースが動きだす。
この動きに反応できたのは中根のみ。少人数になったグループから山頂まで1kmを切ったところで中根はさらに絞り込みのアタックを繰り出す。この動きで先頭は3人になり、中根は山岳ポイントも合わせて獲得する。

その後、先頭に1人追いつき4人で協調してリードを広げ続ける。3度目の山岳ポイントとなる千枚田では追走グループから1分以上の差をつけ逃げ切りが濃厚になる。他の選手が強力なメンバーであることと、中根の消耗度からここからはゴール勝負のみに集中する。

大きな動きもないまま、4人は最後まで逃げ続け、最後は横一線のゴール勝負に突入する。残り500m、中根はステージ優勝を目指し最後の力を振り絞るが、脚の痙攣を引き起こしてしまい僅かに後退してしまう。

最終的に4位でゴールし総合も4位となったのも、作戦通りに各選手が動き、山岳に強い伊藤・平塚・中根がレースをリードできたことで得られた価値のある成果であった。また、今日の動きで中根の山岳賞も同時に獲得でき、中根の自力を強烈に印象づけるものとなった。

明日は最終日となるが、最後まで攻めの姿勢を崩さず上位を目指したい。

Text : Taiji NISHITANI

Kumano15_Stage2_Result.pdf

大会特設ページ→ Tour de Kumano 2015|ツール・ド・熊野

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