REPORT

3/15 ツール・ド・ランカウイ2015 第8ステージ レポート

Le Tour de Langkawi
Stage8
Kuala Kota Bharu - Kuala Lumpur
96.1km

ツールドランカウイ最終第8ステージは、昨日のフレイザーズヒルの麓にある街、クアラ・コタ・バルからスタートして、クアラルンプールでは定番の、ダタラン・ムルデカを起点に周回するコースを5周する。ゴールスプリントになることが予想されたので、今一度福田真平のゴールスプリントを狙いました。また、個人総合時間で16位の早川朋宏は、15位の選手とわずか3秒差。UCIポイントを獲得するために、途中にあるスプリントポイントのボーナスタイムを狙いました。早川選手のタイプでは周回コースでスプリントポイントを獲得するのは難しいので、22km地点の一つ目のポイントを取りに行くことを目指しました。

レースはいつものようにスタートしてからアタックが続き、逃げを容認する気配がない。チームでも1回目のスプリントポイントを狙いに行くが、個人総合上位の選手が動いていて獲得することができなかった。ちなみに1位通過したアスタナのアニョッリ選手は5位から2位に上がり、総合2位の選手が2位で通過して個人総合3位に落ちてしまった。上位の選手も逆転に興味があって、彼らが勝負に加わってくると、中間スプリントポイントといえど争うのはかなり難しい。その後集団は4人逃げを容認。そのまま周回コースに入っていく。

周回コースも速いペースで進み、逃げ集団はラスト1周で吸収。最後はゴールスプリントになり、アスタナのアンドレア・グアルディーニ選手が優勝。総合でも2位になり、アスタナは大成功の日だった。愛三は綾部勇成と小森亮平が最高の位置取りをしたが、最後で埋もれてしまい、福田真平は11位でのフィニッシュとなった。

この結果で早川朋宏のアジアリーダーが決定。日本人が獲得するのは2008年以来7年ぶり。惜しくもUCIポイント獲得にはならなかったが、素晴らしい走りをした。またスプリントでも逃げでも皆素晴らしい走りで、チームの初戦にして強さをアピールした。

次のレースは4月1日から4月5日までタイ王国で行われるPrincess Maha Cakri Sirindhon Cup Tour of Thailand UCI 2.2、昨年中島康晴が個人総合優勝したレースです。今年もよいメンバーで参加するので、個人総合優勝を狙ってきます。2クラスではステージと個人総合順位を貪欲に狙っていきたいと思います。

引き続き応援よろしくお願いします!

text : Takumi BEPPU
Photo : Peloton Images Asia

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