10月26日に愛知県美浜町で行われたJBCF知多半島・美浜クリテリウムにアイサンデヴェロップメントチームが出場しました。レースは3.75kmを20周する75kmのレース。比較的フラットなコースレイアウトで、当日は風もなく穏やかな気候でした。
レースは序盤に10名の逃げ集団が形成され、チームからは誰も入ることができませんでした。レース前に少人数の逃げを容認することはよいとしていましたが、メンバーと人数が揃っていたため、決まった直後から逃げ切りの可能性は濃厚でした。
タイム差は1分までは開かないものの45秒から前後するのみ。メイン集団はアイサンを中心に追撃を試みるが、前の集団は全員がきっちりとローテーションをしているため、実力・メンバーでメイン集団を上回っていました。最終的に前のグループは人数を9人に減らすも逃げ切りに成功。単独で先行した宇都宮の阿部選手が優勝しました。後続では小森亮平がスプリントに加わり集団の3番目の12位でフィニッシュしました。残りの選手は集団の牽引をしたために遅れてフィニッシュしました。
今回のレースは序盤に大きな逃げを逃してしまい絶対的に不利な状況になってしまった。そこでただ集団で走ることではなく、選手達自身でレースを考え、誰が集団の牽引をして誰がゴールスプリントをするかなどを相談し、実行に移せたことで現在のチームの存在位置や適材適所を再認識したと思う。組織的に動けるチームがない中で、自分たちを中心に牽引することで、先頭とのタイム差を1分以上に開かせることがなかったは選手たちの力が高いことを示すことができたと思う。このレースの反省を生かしてシーズン最後のレース、ツールドおきなわに挑んでもらいたい。
Text : Takumi BEPPU
Special Thanks Photo : Tsubasa SAWADA@AISAN Supporter's club
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