REPORT

9/15 ツール・ド・北海道2014 第3ステージ リポート

Tour de Hokkaido 2014
Stage3
Obihiro - Otosara
160.7km

ツールド北海道2014第3ステージは帯広競馬場から音更町希望ヶ丘運動公園までの160.7km。途中に標高500mほどの丘があるが、基本的にはアップダウンの連続するコース。

個人総合成績では平塚吉光と早川朋宏がトップから23秒差で、十分に逆転の可能性がある。作戦自体は第2ステージと変わらず平塚と早川で個人総合を狙い、盛一大・福田真平・小森亮平でゴールスプリントを狙う。

前半で形成された18人の逃げ集団に作戦通り平塚と早川が乗る。このグループにはほとんどすべてのチームが乗り、集団が一気に止まり3分の差がつく。コントロールするのもリーダーチームのバジェットフォークリフトのみで、若干のあきらめムードがでる。ここには6秒差で個人総合3位のBSアンカーの内間選手が乗り、さらに14秒差で個人総合4位のジェリーベリーのレムス選手が乗る。愛三はもしこの逃げが分差で決まれば、団体総合、そして個人総合も大きくあげることができた。しかし補給地点で逃げ集団が6人と12人に割れてしまい、12名はアタック合戦を繰り返して誰も踏めなくなってしまい崩壊してしまう。その後その12名はすべて集団に吸収される。

そうなると逃げに乗せていたチームも6名の逃げは吸収したいので、メイン集団のペースも一気にあがる。逃げの6名は残り20kmで吸収されてゴールスプリントに。愛三は盛・小森・福田の順番で最終コーナーを曲がったが、一瞬詰まったときに離れてしまい、盛は逆サイドから単独で、小森と福田はメインの列でスプリントを開始した。盛がステージ7位、福田がステージ9位、小森14位でフィニッシュした。その結果チームステージ1位になった。しかし集団後方で5秒のタイム差がつき、平塚と早川が共にその集団にいたことで総合を15位、14位に落としてしまった。前方でゴールできていたら総合8位になることができただけに悔やまれる。チーム総合は4位だった。

今年のツールド北海道も若手中心のチームで臨んだ。他チームの思惑などもあり目立った結果を出すことができなかったが、第2ステージ、第3ステージのレース展開は理想の形に持ち込むことができた。そこから先は選手個々の実力でもあるので、そこは強化の必要性を感じるが、不利な状況でもやり方次第で形勢を逆転できる方法を経験をすることで、今後のレースでも自分たちで判断をして、負けない気持ちでレースに挑めば結果がついてくるだろうと考えます。強力な海外選手が日本で多く走るようになっている現状で、日本人だけのチームで対抗していかなければ、世界への道はどんどんと遠くなっていってしまう。その上で今回はとてもよい感触を得ることができた。

次回のレースは10月に行われるジャパンカップとツールドイジェンに出場予定です。
引き続き応援よろしくお願いします。

Text : Takumi BEPPU

Tour de Hokkaido 2014 Stage3.pdf

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