今年で5回目の出場になるツールドランカウイ。今回は10ステージ中9ステージがスプリントステージという事前情報があったため、スプリンター中心のチームで臨んだ。エースは昨年のツールドランカウイの後半のステージでエーススプリンターを務めた福田真平。牽引に綾部勇成、西谷泰治、盛一大を起用して、ステージ優勝を目指した。またクライマーの伊藤雅和と平塚吉光には、ゲンティンハイランドのステージでの活躍を期待しての起用。
第1ステージはランカウイ島を1周するステージ。序盤に6名の逃げが決まり、愛三工業レーシングチームはゴールスプリントに備え、UCIプロツアーを含む他のスプリンターチームと同様に様子を見る。レース中盤のコーナーの立ち上がりに浮いていた砂で伊藤雅和が落車して、西谷泰治もそこで落車してしまう。西谷は集団に復帰したが、伊藤は脚が動かずにそのまま救急車で病院へ搬送される。その後の診断で大腿骨に異常が見つかった。(伊藤は近日中に日本に帰国して、治療をする予定)
レースは最終的に4名の選手が逃げ切り、チームコロンビアの選手が優勝。後続の集団スプリントで福田真平が8番手の12位に入り、まずまずの順位でゴールした。しかしラストの直線で綾部勇成が強引に入って来て前で落車した選手をよけきれずに転倒。股関節を捻挫してしまう。チームとしては厳しい滑り出しになった。
次回は第2ステージ以降についてレポートします。
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