REPORT

11/2 Banyuwangi Tour de Ijen 2013 第1ステージ リポート

Tour de Ijen 2013
Stage1
Banyuwangi Circuit race
8.7km+12km*10Laps = 128.7km

愛三工業レーシングチームとしては初めてのツール・ド・イジェン。ツール・ド・イジェンのイジェンとはバニュワンギの近くにある山の名前で、第4ステージ頂上ゴールでこの山を登ります。今日は第1ステージでバニュワンギの街中の特設サーキットを周回するレースでした。

バリ島のデンパサール空港からバニュワンギまでのバス・フェリー移動が想像をしていたよりも険しく、選手たちを苦しめましたが、それは他のチームも同じ条件。そんな中でよいパフォーマンスを見せてくれました。

序盤の木守望を含む18名の逃げが形成されて、それをイランのタブリーズペトロケミカルチームがコントロールする。タブリーズからは平坦に強いメディ・ソフラビ選手が入っていたので、タイム差をそこそこに開いて区間をとるつもりだと直感したので、木守にはできるだけソフラビ選手と一緒に動くことを指示。タイム差はどんどん開いて5分程になる。

ToIjen2013_1-0592.jpg

そこからイランの選手が多く所属することになったRTSチームがチームで追い始め、タイム差は3分程に縮まる。そこから先頭集団のOCBCシンガポールのニュージーランドの選手が一人飛び出し、その後ろに木守を含む5名が続く。

5名は協力して先頭を追う姿勢を見せるも、足並みが揃わずタイム差がつまらない。後続集団は一気にペースを落とし、タイム差は5分以上に広がる。ラスト一周も5名で乗り切った木守はラストのスプリントに勝負をかけ、4番目でゴールしてステージ5位になった。また木守は3つ目のスプリントポイントを3位通過していたので、個人総合成績は4位になる。後続は5分44秒遅れでゴールし、集団の先頭は福田真平が入り、13位でのフィニッシュとなった。

ToIjen2013_1-0478.jpg

今日のレースは上りに強いタブリーズ、RTSがもう少しタイム差を詰めるかと思っていたが、思いのほか大きなタイム差でのフィニッシュとなった。これも上りで逆転できる自信から来るものだろう。愛三工業レーシングチームの選手たちもイランの選手と勝負できなければアジアで総合上位を狙うのは難しくなる。明日からの上りがあるレースでは同じタイム差からのレースになるので、どれだけ戦えるかを目標にステージ優勝、総合成績のアップを狙っていきたい。また木守が逃げに乗ってくれたおかげで、上り系の選手に負担をかけることなく、さらに上位でゴールすることができた。福田もしっかりとスプリントで上位に絡めてきているので、若手の中でも各々の働きがしっかりと機能してきた。これは2013年の終盤のレースとしてとてもいい収穫だ。

明日からのレースもご期待ください。
応援よろしくお願いします。

Text. Takumi BEPPU

ツール・ド・イジェン2013
第1ステージ
結果
1位 Jason CHRISTIE(OCBCシンガポール) Time 3h04m45s
2位 Mehdi SOHRABI(タブリーズペトロケミカル)+1m17s
3位 Vicente GARCIA(マトリックス・パワータグ)+1m17s
...
5位 木守  望 +1m17s
13位 福田 真平 +5m44s
48位 伊藤 雅和 +5m44s
51位 平塚 吉光 +5m44s
69位 綾部 勇成 +5m44s
出走93名/完走87名

個人総合成績
1位 Jason CHRISTIE(OCBCシンガポール)Time 3h04m32s
2位 Mehdi SOHRABI(タブリーズペトロケミカル)+1m22s
3位 Vicente GARCIA(マトリックス・パワータグ)+1m25s
...
4位 木守  望 +1m29s
14位 福田 真平 +5m57s
49位 伊藤 雅和 +5m57s
52位 平塚 吉光 +5m57s

コメントする