REPORT

9/6 ツール・ド・イーストジャワ2013 第3ステージ リポート

Tour de East Java 2013
Stage3
Sidoarjo - Mojokerto (Padusan Pacet)
78.6km

ツールドイーストジャワ第3ステージは再び山岳頂上ゴールの78.6kmのステージ。愛三工業レーシングチームとしては区間優勝とスプリント賞ジャージのキープが目標だったので、前日のミーティングでレース展開について打ち合わせをする。とはいえ前日の頂上ゴールで出走人数が44人まで減り、第2・第3ステージは山岳ゴールのためゴールにスプリントポイントがつかないので、ポイントを持っている選手自体が少ないので、それほど難しいことはなかった。なので、関係のない選手にポイントをとらせるために逃がすこと、そしてもし関係のある選手がその逃げに乗ったら、自分たちの中の誰かが乗ってポイントの獲得を阻止することを考えました。

レースはスタートすると3名の逃げが決まり、2回あるスプリントポイントも関係がなかったため、そのまま行かせる。メイン集団はリーダーチームのTeam UKYOが引く。この展開ならばチームでどうこうする必要もないので、最後のゴールのために力をためておく。

逃げていた3人は定石通り上りの入り口で捕まり、ラスト15kmの頂上ゴールへ。先頭はリーダーのホセを含めて6名。そこに愛三から伊藤が入っている。今回の上りは直線的で勾配がキツいところが多く、進んでいくにつれて人数が減っていく。最後はSynergy Bakuの選手が一人飛び出し優勝。その後ろではリーダーのホセ、Snergy Bakuの選手と伊藤がゴールスプリント。伊藤は3番目の4位でのフィニッシュになった。そしてその後ろでは盛が12位、西谷が16位でゴールした。伊藤の頑張りで総合上位の遅れた選手に差をつけることに成功し、個人総合は3つ上がり6位、また西谷も健闘し個人総合8位になることができた。その結果UCIポイントを8ポイント、3ポイント獲得し、第1ステージのステージ2位を含めるとチーム全体で16ポイント獲得することができた。またステージごとの上位3名のタイムで決まる団体総合成績も、1位のTeam UKYOに次いで2位という結果になりました。

今回のレースは山岳のコースレイアウトで来る前はポイントがとれるかどうか不安に感じていたが、その不安をすべて払拭するような結果を出すことができた。団体成績が山岳チームのTeam UKYOに次いで2位にという結果は、西谷や盛が平坦だけでなく山でも走れるというチームの安定感を示しています。また山岳で活躍した伊藤も欧米選手に引けを取らないヒルクライムを見せ、今後の走りが期待できます。

次回のレースは9月14日(土)〜9月16日(月)まで行われるツール・ド・北海道(UCI 2.2)です。愛三工業レーシングチームは2年ぶりの出場になります。

ツール・ド・北海道での活躍もご期待ください。
応援よろしくお願いします。

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グリーンジャージで走る西谷泰治

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延々と続く上りを進む

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スプリント賞 表彰

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団体総合成績 表彰

Text. Takumi BEPPU
Photo: AISAN Racing Team

ツールドイーストジャワ2013
第3ステージ
結果
1位 John EBSEN (Synergy BAKU Cycling Project) 2h04m19s
2位 Jose Vicente TORIBIO (Team UKYO) +28s
3位 David CLARKE (Synergy BAKu Cycling Project) +28s
...
4位 伊藤 雅和 +28s
12位 盛  一大 +1m50s
16位 西谷 泰治 +2m03s
23位 中島 康晴 +3m36s
39位 綾部 勇成 +9m38s
出走44名/完走41名

個人総合成績
1位 Jose Vicente TORIBIO (Team UKYO) 9h09m36s
2位 Hari FITRIANTO (CCN Cycling Team) 9h11m42s +2m06s
3位 David CLARKE (Synergy BAKU Cycling Project) 9h11m47s +2m11s
...
6位 伊藤 雅和 9h17m07s +7m31s
8位 西谷 泰治 9h18m07s +8m31s
12位 盛  一大 9h23m23s +13m47s
17位 中島 康晴 9h28m45s +19m09s
36位 綾部 勇成 9h46m38s +37m02s

個人総合スプリント賞
1位 西谷 泰治 12P

団体総合時間賞
1位 Team UKYO 27h40m52s
2位 愛三工業レーシングチーム 27h56m12s +15m20s


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