REPORT

9/16 ツール・ド・北海道2013 第3ステージ リポート

Tour de Hokkaido 2013
Stage3
Kutchan Town - Otaru city
116km

ツール・ド・北海道2013第3ステージは倶知安から小樽までの116kmで行われました。チームとしていいところがないので、最終ステージではステージ優勝のみに集中してレースに挑みました。

序盤に11名の逃げが決まり、愛三からはそこに中島康晴が乗る。そこには総合上位のバジェット・フォークリフトの選手が3名入っており、総合で一番よい選手は1分25秒と逆転のチャンスがあるため、必死に逃げ集団を牽引する。一方後方のメイン集団ではブリヂストン・アンカーがコントロールするも、前日に清水選手を落車で失ってしまっていたので、実質2名でのコントロール。また逃げに乗っておらずチーム力のあるチームがTeam UKYOくらいしか残っていなかったので、追走のスピードがなかなか上がらない。タイム差は徐々に開いていき、最大で3分30秒付近を推移していた。

そして最後の毛無峠に逃げ集団は2分30秒の差で入っていく。中島はそのまま先頭で上っていれば下りもあるので十分にステージ優勝の可能性を残していたが、上りに入ってすぐのアタックで遅れてしまい、愛三も先頭に追いつかなければ何もないという状況に。メイン集団では西谷が集団のコントロールに加わり、峠も先頭を引いて伊藤・平塚をよい位置で最後のヒルクライムに向かわせる。

先頭ではNIPPOの内間選手と鹿屋体育大学の山本選手の一騎打ちになり、鹿屋体育大学の山本選手がステージ優勝した。後続は伊藤選手が先頭集団に残るも最後で少し遅れてしまい、ステージ14位でフィニッシュ。残念ながら今回の北海道は区間・総合とも順位に絡むことができなかった。

今回のレースはインドネシアのレース明けの間の日程を休息をメインに考えて、レースには前日入りで対応したが、レース期間中の連日の雨や、移動の疲れなどが影響したせいか、選手たちもあまり切れのある走りができなかった印象だ。一方で他の国内チームなどは1週間前からレースにに備え、下見をしていたおかげで高いパフォーマンスを発揮していた。2年ぶりに参加になる北海道だが、自分にとっては初めての北海道だったこともあり、勘違いや思い違いが結果に表れてしまう結果になった。この経験を踏まえて次回は
しっかりと準備をして、強い愛三で北の大地に帰ってきたい。

次回のレースはジャパンカップ(UCI 1.HC)とインドネシアグランプリという3週間で4つのステージレースを巡るインドネシアの新しいツアーに参加します。しばらくレースが空いてしまいますが、そこで立て直して後半のレースに備えます。

今後も応援よろしくお願いします。

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中島 康晴が逃げに乗る

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本来の力を出し切れず、苦戦をした伊藤 雅和

Text. Takumi BEPPU

ツールド北海道2013
第3ステージ
結果
1位 山本 元喜 (鹿屋体育大学) 2h46m36s
2位 内間 康平 (Team NIPPO) 2h46m44s
3位 福島 晋一 (Team NIPPO) 2h47m08s
...
14位 伊藤 雅和 +1m15s
19位 中島 康晴 +1m44s
22位 平塚 吉光 +2m07s
28位 木守  望 +3m32s
35位 西谷 泰治 +3m46s
出走72名/完走71名

個人総合成績
1位 Thomas LEBAS (Bridgestone - Anchor) 10h42m29s
2位 Damien MONIER (Bridgestone - Anchor) 10h42m54s
3位 Joshua PRETE (Budget Forklift) 10h43m20s
...
14位 伊藤 雅和 +3m13s
15位 平塚 吉光 +3m52s
30位 中島 康晴 +11m31s
33位 西谷 泰治 +12m24s
55位 木守  望 +28m23s

57位 木守  望 +26m02s

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