REPORT

7/10 Sint Niklaas (Pro Kermesse) リポート

Sint Niklaas (Kermesse Course Professional)
163.8km (12.6km*13Laps)

ヨーロッパ遠征2レース目はベルギーではおなじみのケルメスコース。ケルメスとはベルギーの街で行われるお祭りのことで、移動遊園地などと共に自転車レースもイベント1つとなっているそうです。なので自転車レースは本来は"Kermesse course"というようです。

各地で行われているケルメスコースの中でも、愛三工業レーシングチームが参加するカテゴリーは「プロケルメス"Elites m.c./z.c./U23"」と呼ばれるもので、プロ選手を対象にしたケルメスです。ベルギーのライセンスを持っている選手、また外国人の場合はUCIチームに登録している選手が走れるレースです。

今回のレースにもオリカ・グリーンエッジやコフィディスのようなプロツアーチームや、アルゴスシマノ、Auber93、La pomme marseilleなどのプロ・コンチネンタルチーム、コンチネンタルチームも多く参加していました。また各プロツアーチームのU23の育成チームが多いのも特徴です。

愛三工業レーシングチームとしてケルメスも初めての参加となるので、とにかく前で展開することを考えてスタートしました。スタートからずっとペースが速い状態で、盛一大は「前回のUCIレースよりキツかった。」と言っていました。

スタートして3周目くらいでオリカ・グリーンエッジのリー・ハワード選手を含む4名の逃げが決まりました。ハワード選手は昔TOJに出場した経験があり、そのときは区間3勝をしています。逃げは1分前後を推移して、逃げ続けました。後続はベルギーのコンチネンタルチームがチームで先頭を追う展開。愛三の選手は次の動きに備えて集団の中盤あたりで待機をする。

しかし先頭の4名の勢いは衰えずそのまま逃げ切り、4名のスプリントでハワード選手が優勝。後続はその後3名が抜け出し、集団はスプリントになりました。盛一大が16位、福田真平が17位でゴールしました。また他の選手も集団内でゴールし、一レース目は全員完走をすることができました。

ベルギーのケルメスというとサバイバルな展開で、完走率が低いという話をよく聞いていたので、今回のレースで完走できたことはよかったです。今後はレース展開、強い選手などがわかってくるので、その経験を生かして順位をとれるような走りを追求できたらと思います。次回のレースは7月13日(土)のGrand Prix Cyclint de Hesbayeです。10.4kmを16周する166.4kmで争われます。

今後の愛三工業レーシングチームの活躍にご期待ください。

text: Takumi BEPPU
Photo: AISAN Racing Team

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スタート地点はSint Niklaasの市役所の前広場。受付もそこで行われます。

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受付に並ぶ選手たち。韓国からGeumsan Insam Celloの選手たちも来ていました。

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選手各自で並んでライセンスチェック、ゼッケンを受け取ります。

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本日のゼッケンは左側

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市役所の向かいには選手用の駐車スペースと移動遊園地があります。ジェットコースターもあります。

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常に集団前方で展開する中島 康晴

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アタックに反応する伊藤 雅和

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優勝したLeigh Howard選手

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後続集団のゴールスプリント


Sint Niklaas
Elites m.c./s.c./U23
1. Leigh HOWARD(Orica-Greenedge)
2. Brian VAN GOETHEM (Metec -TKH Continental Team)
3. Christophe PRÉMONT (Crelan-Euphony)
...
16. 盛  一大(愛三工業レーシングチーム)
17. 福田 真平(愛三工業レーシングチーム)
30. 木守  望(愛三工業レーシングチーム)
32. 伊藤 雅和(愛三工業レーシングチーム)
57. 中島 康晴(愛三工業レーシングチーム)
62. 平塚 吉光(愛三工業レーシングチーム)
出走109名/完走63名

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