Tour de Korea2013
Stage6
Pyeongchang - Yangyang
184.7km
ツールドコリア第6ステージはPyeongchangからYangyangまで、途中に1級と2級のある184.7kmの山岳コース。第6ステージと第7ステージは共に1000m級の山岳があり、正念場になるステージ。チームとしては苦しい戦いになりました。
レースは霧の中スタートして、すぐに峠を標高700mほど下る。そこで盛がパンク。下りを得意でない選手が多数遅れていたので集団が伸びてしまっていて、集団に復帰することができなかった。しかしながら下りが得意な中島 康晴が集団を抜け出して、西谷 泰治とその他の有力選手と共に1分ほど先行する。そこにはMTNケベカの選手は乗っていなかったので、追走も必死に追う。そして最初のKOMを過ぎたところで30人ほどに絞られる。愛三は西谷、中島、伊藤、平塚が残る。
そして2つ目の山岳に向かっているときに中島が12人の逃げグループに入る。そこでは中島のタイムは3番目によいためそのまま行ってもよかったのだが、他のチームが多数乗せているので集団を引く選手が全くいないため、タイム差が開きすぎてしまい失うものが多くなってしまう。ここで優先順位を考えて、相談をする予定でいたがうまく意思を伝えることができず、西谷と伊藤と香港のリーダージャージの選手が3人のみで集団を引き続ける。
集団を引く事によって西谷の総合順位、団体総合成績など守れるものもあるが、40km以上のハードワークは身体のダメージも大きいため、第7ステージの最初に山岳があることからあまり得策とも思えず、このコミュニケーションにおいて監督としてうまく伝えられなかったことがよくなかった。しかしポジティブに考えると、失ってから取り返すことは難しいが、キープしていれば可能性がまだ残るということもあるので、ここはポジティブに考えて次につなげたい。
先行していた中島はチームメイトが後方で追走しているので、積極的にローテーションには加わらず、ステージ優勝と個人総合のアップを狙った。中島は果敢にスプリントをしてステージ3位に入賞し、UCIポイントを2ポイント獲得した。そして後方集団は2つ目の山岳を下りきったタイム差とあまり変わらない3分22秒差でゴール。リーダージャージの選手が2位に残ったため、中島は個人総合4位、西谷は個人総合7位に留まり、団代総合成績は2位でキープとなった。
第7ステージも厳しい戦いになること必死ですが、個人総合成績を上げてUCIポイントを獲得することを1番の目標として、自分たちのできることをし、後悔のないレースにしたいと思います。
引き続き応援よろしくお願いします。
Text. Takumi BEPPU
ツールドコリア2013
第6ステージ
結果
1位 Zachary BELL(Champion System)s.t.
2位 Alberto CECCHIN(Team Nippo)s.t.
3位 中島 康晴(愛三工業レーシングチーム)s.t.
...
24位 西谷 泰治(愛三工業レーシングチーム)+3m22s
31位 伊藤 雅和(愛三工業レーシングチーム)+3m22s
50位 福田 真平(愛三工業レーシングチーム)+9m59s
64位 木守 望(愛三工業レーシングチーム)+10m05s
66位 平塚 吉光(愛三工業レーシングチーム)+10m16s
80位 盛 一大(愛三工業レーシングチーム)+20m38s
出走101名/完走89名
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