REPORT

5/26 ツアー・オブ・ジャパン2013 第6ステージ リポート

Tour of Japan
Stage6
Tokyo Stage
14.7km+7km*14Laps = 112.7km

ツアーオブジャパンは最終ステージは東京ステージ。昨年西谷 泰治が優勝したステージです。しかし西谷の体調が芳しくなく、前日の伊豆ステージでは最下位でゴールすることになるくらいでした。

当日の朝もあまり顔色が優れないので、これからレース転戦が長いのでリタイアしても問題ないことを伝えました。しかしながら昨年の東京ステージで優勝していて、たくさんのファンの方々が自分の走りを待っているからとりあえずスタートする。そしてできる限りのことをしたい、ということで西谷はスタートラインに立ちました。

もし西谷がダメだった場合は若手の伊藤と平塚で終盤にアタックして、ゴール勝負をする方法なども考えていました。

レースは序盤に一人が飛び出し、集団はリーダーチームのTeam Nippoが終始スローペースでコントロールする展開。これが調子の優れない西谷を助けてくれました。もし集団が逆転狙いやステージ狙いのアタックなどで活発になっていたら千切れていたかもしれない、と西谷はあとで話していました。

ペースの変わらないゆっくりな展開になったことで、西谷は最後のスプリントで一発勝負をすることを決めました。

本人の中では一桁の順位でゴールできればよいと思っていたようですが、最後のスプリントにかけた西谷の一発勝負は、西谷のバイクを一番最初にゴールラインに届けていました。そして今大会2勝目、昨年に続き東京ステージ2連勝を成し遂げました。これによりUCIポイントを16ポイント獲得、個人総合ポイント賞も2位まであがりました。

そして最終的に平塚吉光が個人総合16位、伊藤雅和が個人総合17位でレースを終えました。個人総合ではUCIポイント圏外になってしまいましたが、若手選手は個人総合狙いでさらなる可能性を見せてくれました。今後のレースに期待ができます。

今年のツアーオブジャパンはいろいろとありましたが、チームとしては日々作戦を立てて、それをこなしていくことができました。個々には反省がありますが、チームとして最善を尽くせたと感じています。まだまだ海外勢との差は感じることが否めませんが、その差はだいぶ詰まって来ていると感じます。今後もレースは続くので、この調子でUCIポイントの獲得を目指したいと思います。

次回のレースは5月30日から6月2日まで行われる「ツール・ド・熊野」(UCI 2.2)です。

引き続き応援よろしくお願いします。

Text: Takumi BEPPU

TOJ2013_6-5728.jpg

TOJ2013_6-4367.jpg

TOJ2013_6-4811.jpg

TOJ2013_6-4933.jpg

ツアーオブジャパン2013
第6ステージ(東京)
結果
1位 西谷 泰治(愛三工業レーシングチーム)2h34m31s
2位 Maximiliano RICHEZE(LAMPRE MERIDA)2h34m31s
3位 吉田 隼人(シマノレーシングチーム)2h34m31s
...
22位 伊藤 雅和(愛三工業レーシングチーム)2h34m31s
47位 平塚 吉光(愛三工業レーシングチーム)2h34m31s
出走69名/完走69名

個人総合成績
1位 Fortunato BALIANI(Team Nippo)15h39m44s
2位 Julian David ARREDONDO(Team Nippo)15h40m55s
3位 Damien MONIER(BS ANCHOR)15h41m20s
...
16位 平塚 吉光(愛三工業レーシングチーム)15h49m10s
17位 伊藤 雅和(愛三工業レーシングチーム)15h49m51s
40位 西谷 泰治(愛三工業レーシングチーム)16h13m37s

個人総合ポイント賞
1位 Pierpaolo DE NEGRI(Vini Fantini)56P
2位 西谷 泰治(愛三工業レーシングチーム) 41P

団体総合時間賞
1位 Team Nippo 47h10m24s
8位 愛三工業レーシングチーム 47h52m29s

コメントする