本日4月11日に愛知県立半田東高等学校にて半田警察交通課様・愛知県マウンテンバイク協会様・愛三工業レーシングチームの協力で「自転車安全運転講習会」が開催されました。
この講習会は、この春に高校生になったばかりの新入生のみなさんに自転車の交通ルール・マナーの理解と安全な運転技術を身につけてもらうために、半田東高等学校が専門家を招いて「自転車安全運転講習会」を開催し、安全に登下校ができるように啓蒙するのが目的です。
愛三工業レーシングチームからは中島康晴、伊藤雅和の2選手が講師として参加しました。カリキュラムは現在も積極的に各地で自転車教室を開催している愛知県マウンテンバイク協会様のカリキュラムを使い、愛三工業レーシングチームのプロ選手がモデルとして、実際に自転車に乗り生徒たちの前でパフォーマンスを披露しました。
実技講習をするために設置された生徒たちの自転車。
各クラスから男子2名、女子1名の生徒さんに実際に自転車に乗って体感してもらう。
昇降口前に集まって、実技講習のスタート。
司会進行は愛知県マウンテンバイク協会の西井匠さん。
レースジャージでバシっと決めた中島康晴と伊藤雅和が挨拶。
自転車に乗るときはヘルメットを被りましょう。
最初の講習は一本橋。
自転車はまっすぐ走るだけでもバランスを使います。
中島康晴も生徒たちの前で手本を見せます。
2つ目の講習はパイロンを使ってのスラローム。
プロのスムーズなライディングに歓声があがっていました。
生徒さんたちはこのスラロームに結構苦戦していました。
「自転車のコントロールってこんなに難しいの!?」
今度は伊藤雅和も生徒さんの自転車を借りてチャレンジ。
スムーズだったのは自転車のせいではなくテクニックだった。
中島康晴もチャレンジ。キレイなコーナーリング。
一本橋、スラロームともに生徒さんたちには携帯電話、傘を持ちながらも挑戦してもらいました。当然バイクコントロールはうまくいかず、みんなパイロンにぶつかったり、途中で止まってしまったりしていました。
ここで、西井さんから、「実は今までスラロームで使用していたパイロンは道路上の人に見立ててあって、パイロンにぶつかった人は人にぶつかっているのと同じことで、みんな交通事故を起こしているのと同じだよ。」という説明が入りました。携帯電話や傘などをさして自転車に乗るのは交通違反ですべてに罰金がかかります。さらに事故を起こしてしまった場合は賠償金などが発生し、大変なことになるということを実際の事故のケースと合わせての説明があり、みんな真剣なまなざしで話を聞いていました。
実際の事故のケースと賠償金の金額の説明。
「この金額の賠償金を支払うほど、そのメールの返事って大事かな?」
途中で雨が降って来てしまったので体育館に移動をして、ブレーキングの講習をしました。
体育館に場所を移し、ブレーキングの講習。「右左どっちのブレーキをかける?」
※正解は両方バランスよく
最後に代表の生徒さんにお礼のことばをいただき、会は無事に終了しました。
今回は半田警察様・愛知県マウンテンバイク協会様との協力で大変よい講習会にすることができました。愛三工業レーシングチームはプロの自転車ロードレースチームとして、このような活動を通じて広く交通ルールを伝えることで、歩行者・自転車・車が道路の上で安全に共存できるよう努めて行きたいと思っています。
今回協力してくださった皆様、ありがとうございました。
Text & Photo: Takumi BEPPU(AISAN Racing Team)
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