REPORT

2/21 ツール・ド・ランカウイ2013 第1ステージ レポート

Tour de Langkawi
Stage1
Kangar - Kulim
162.7km

ツールドランカウイ2013が始まりました。今年はランカウイ島でチームプレゼンテーションを行い、その日のうちにマレー半島に渡り、その翌日から第1ステージが始まりました。

今回はUCIプロツアーが5チーム、UCIプロコンチネンタルが6チーム、UCIコンチネンタルチームが9チーム、そしてナショナルチームが2チームの合計22チーム、132名の選手で争われます。

第1ステージはKangarからKulimまでの162.7km。途中に4級の山岳賞が1回あるが、基本的にはフラットなコースレイアウト。昨年のJelajah Malaysiaの第3ステージで走ったコースをほぼ逆走するコースで、ゴールレイアウトもそのJelajah Malaysiaの第2ステージと同じものでした。

→昨年のJelajah Malaysiaの様子
第2ステージ
第3ステージ

今回のレースの作戦は、参加メンバーを見たところ各チームがスプリンターを抱えているので、序盤は小さな逃げが先行しても、後から強豪チームが協力してくることだろうと予想をして、彼らの動きに合わせてゴールスプリントをする作戦を選びました。

レースは作戦通り序盤から3名の選手が飛び出し、集団は早くもそれを容認。メイン集団はかなりゆっくりしたスピードで進んでいく。逃げグループではHengxiang Cycling Team(CHN)のMeiyin Wang選手がすべてのスプリントポイント、山岳賞を先頭で通過し、結果個人総合2位、個人総合山岳賞を獲得する。この選手は昨年のツール・ド・ハイナンでも個人総合山岳賞を獲得するなど、かなり力のある選手だ。

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中東2連戦からそのままランカウイに入った西谷 泰治

愛三工業レーシングチームの選手たちはスプリントでゴールを狙うために、序盤は集団の中で様子を見ていた。10分程差が開いてからゴールスプリントに興味のあるVini Fantini(ITA)、Astana Pro Team(KAZ)、Blanco Cycling Team(NED)が 集団をコントロールして7分くらいまで差をつめる。そこで一度ペースが落ちたので中島康晴が、元チームメイトのVini Fantiniの佐野 淳哉選手と共に先頭を走る。

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強豪チームとともに集団コントロールに加わる中島 康晴

レース終盤は先ほどスプリント勝負に興味を示していた3チームを中心にペースアップ。みるみるタイム差が詰まっていき、残り13kmで先頭を吸収。最後はゴールスプリントになり、Blanco Cycling TeamのTheo Bos選手が優勝。愛三工業レーシングチームは綾部、盛、西谷、福田の順番でゴールを狙うも、最終コーナー手前で列がばらけてしまい、そのままの順番でゴールした。残念ながら完璧な形になることができなかったが、チームとしてゴールスプリントに向かう姿勢を示すことができた。その結果はステージのチーム順位が5位というところにも表れている。

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チームでステージ最高位だった綾部 勇成。ケガからの復調が伺える。

プロツアーやプロコンチネンタルの強豪チームにどこまで挑めるか、チャレンジャーとしての自分たちの走りを結果につなげていきたいと考えています。

引き続き応援よろしくお願いします。

Text. Takumi BEPPU

→ツールドランカウイ2013 第1ステージリザルト

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