Tour of China 1
Stage1
Xi'an Team Time Trial
19.8km
本日よりツアー・オブ・チャイナ1が始まりました。今年のツアー・オブ・チャイナは2つのUCI2.1クラスのレースに分けられて、前半の1は西安から武漢まで6ステージにかけて行われます。2は初日に武漢でのプロローグを経て、天津まで5ステージ行われます。
大会初日の今日は19.8kmのチームタイムトライアルが行われました。UCIアジアツアーでは飛行機移動をしてくるチームが多いため、不公平をなくすためにタイムトライアルではノーマルバイク、ノーマルホイール、ノーマルヘルメットでの出走が基本になっています。本日もそれは例外ではありませんでした。
今大会の愛三工業レーシングのメンバーは綾部 勇成、西谷 泰治、盛 一大、中島 康晴、福田 真平、伊藤 雅和の6名。スピードのあるオールラウンダーが中心のチームでの出場になりました。
本日の作戦は始めはできるだけペースを落とさないようにみんなで分担してローテーションを組み、後半は余裕のある選手が多めに引いてペースを維持する作戦でした。みんな6月からしばらくレースから離れていたので、自分の感覚を取り戻しながらレースをすることを意識しました。
結果は24分36秒861の15位。途中福田が遅れてしまい5人でのフィニッシュになりましたが、20km弱のチームタイムトライアルでトップから1分13秒遅れだったのでまずまずの結果だ思います。
トップタイムでゴールしたのはデンマークのクリスティーナ・ウォッチチーム。19.8kmを平均時速50.785kmで走り抜け、23分23秒571のタイムでの優勝でした。そして個人総合1位のイエロージャージは同チームのステファン・シューマッハ選手になりました。2位とポイント賞のブルージャージはは同じくクリスティーナ・ウォッチのミカエル・ラスムッセン選手になりました。2人ともツール・ド・フランスなどで活躍した選手で、力の違いを見せつけられました。
愛三工業レーシングはツアー・オブ・チャイナ1の目標を区間優勝と定めています。レースから離れていた分レース感を取り戻すのに時間がかかるのと、山岳やタイムトライアルなどまだ力に差がある部分があるので、とりあえず取れるところに的を絞っていくことが狙いです。しかしながら選手たちはリフレッシュして疲れは抜けていることからだんだんと調子が上がっていくことが予想されるので、ツアー・オブ・チャイナ1で貪欲に区間優勝を狙い、そこで体調が整ってきたところでツアー・オブ・チャイナ2で総合成績を狙う、ということを今回の全体的な作戦としています。
明日のステージは西安の市街地の10kmのサーキットを10周する100kmのレースです。雨が予報されていることが路面状況、気温などの面で気がかりですが、ようやく始まるロードレース。選手たちが生き生きと走るところを見るのが楽しみです。少しでも多くのポイントを獲得してランキングを上げて行きます。
引き続き応援よろしくお願いします。
Text Takumi Beppu
ツアー・オブ・チャイナ
第1ステージ 結果
1. Christina Watches - Onfone (DEN) 23m23s
2. Rabobank Continental (NED) +14s
3. Team Type1 - Sanofi (USA) +23
4. Continental Team Astana +24
5. Champion System Pro Cycling Team (CHN) +32
6. ISD - Lampre Continental (UKR) +37
...
15. AISAN Racing Team (JPN) +1m13s
全21チーム
個人総合成績
1. Stefan Schumacher (CWO) 23:23:571
2. Michael Rasmussen (CWO) +0
3. Frei Thomas (CWO) +0
...
72. Takeaki Ayabe (AIS) +1m13s
73. Taiji Nishitani (AIS)
74. Yasuharu Nakajima (AIS)
75. Kazuhiro Ito (AIS)
76. Masakazu Ito (AIS)
120. Shimpei Fukuda (AIS) +3m23s
Start 124/Finish 124
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