Jelajah Malaysia
Stage4
Kangar - Sungai Petani
115.6km
ジュラジャ・マレーシア第4ステージ。今日のステージはKangarからSungai Petaniまでの115.6km。今日は金曜日でイスラム教の安息日のため、午前中にレースが終わるように8時半にスタート。
スタート後からのアタック合戦で集団はハイペースで展開する。そんな中、中盤に5名の逃げが形成されて集団はペースダウン。区間優勝狙いのチームが先頭に入ってしまったのと、リーダーのウズベキスタン・スレンチームと2位のRTSサイクリングチームが追走の意思を示さないので逃げとメイン集団との差はどんどんと開いていく。
今日は集団スプリントでの区間優勝を狙いたかったので、状況や可能性などを盛と相談した結果、もう引くチームがなくなってしまったので、早めに逃げ集団を吸収するために綾部・鈴木を中心にアタックを繰り返し、タイム差を詰めていく。そしてタイム差が30秒くらいになったところでスプリンターのいるトレンガヌチームともう1名の選手が諦めて集団に吸収。これで集団スプリントにしたいチームが愛三とトレンガヌになったため、残り25kmくらいからトレンガヌチームが集団を引き始めたので、鈴木がそこに加わり先頭との距離を詰めていく。その時点でタイム差は2分。
追走のためにアタックを繰り返す綾部勇成 本来の力を取り戻しつつある
そしてラスト5kmで先頭を吸収。ラスト3kmから2kmで綾部が集団を引いていき、1kmから木守・盛・福田の順番で理想の形でスプリントを開始した。ラスト50mまで福田が先行して優勝かと思われてたが、後ろからトレンガノチームのスプリンターのHariff Salleh選手が激しいスピードで福田を抜いていき優勝。福田は2位になった。福田は2位になったことでUCIポイントを5ポイント獲得した。列車がキレイに機能しただけに悔しいゴールになった。
スプリント中の福田真平
愛三は現在中島康晴で個人総合順位を狙っていますが、その状況でもなお区間優勝を狙わなければいけないチームだと考えています。総合逆転のためにリーダーチームに脚を使わせて力をセーブすることも場合によっては大事かもしれません。しかしながら総合を守りつつも自分たちの力でレースを組み立てて、ステージ優勝も同時に狙っていけるチームになる必要があります。今日はチームとしてランカウイ以来の集団ゴールスプリントでしたが、チームとしてよいレースをしたと感じました。
レースのあとの展開についてじっくりと話し合う
表彰式 2位の福田真平
明日から190km強のステージが2回続く厳しい2日間になります。そして個人総合成績が決まる大事なステージです。チームの力を合わせて、最高の成績がおさめられるように選手・スタッフ共々頑張っていきます。引き続き応援よろしくお願いします。
Text: Takumi Beppu
Photo: mokhriz aziz cycling asia
ジュラジャマレーシア
第4ステージ 結果
1. Hariff Salleh (TSG) 2:40:56
2. Shimpei Fukuda (AIS) s.t.
3. Joel Pearson (GEN) s.t.
...
22. Kazuhiro Mori s.t.
31. Yasuharu Nakajima s.t.
75. Nozomu Kimori +20
78. Takeaki Ayabe +2:00
84. Kenichi Suzuki +3:09
総合成績
1. Yusup Abrekov 16:05:06
...
3. Yasuharu Nakajima +23
13. Kazuhiro Mori +3:35
30. Kenichi Suzuki +16:30
31. Shimpei Fukuda +17:31
75. Nozomu Kimori +30:24
77. Takeaki Ayabe +32:42
Start 86/Finish 86
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