REPORT

5/10 ジュラジャマレーシア2012 第3ステージ リポート

Jelajah Malaysia

Stage3
Kulim - Felda Chuping
168.8km

ジュラジャ・マレーシアは大会3日目の第3ステージ。KulimからFelda Chunpingまでの168.8kmのレース。

今日の愛三レーシングの作戦は、1つ目のスプリントポイントを中島康晴で取りに行き、その後は少人数の逃げを逃がしてリーダーチームにコントロールしてもらい、最後はおそらくゴールスプリントになるので、それに備えること。

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レースはスタート直後から激しいアタック合戦で、先行グループができては捕まりの繰り返し。盛一大も積極的に逃げに乗っていくが決まらない。1つ目のスプリントポイントの前に総合上位のマレーシアデベロップメントチームのアディック・オスマン選手と、トレンガヌチームのマトアミン・モハマド・シャルル選手が2名で逃げる。オスマン選手は普段はプロコンチネンタルチームのチャンピオンシステムに所属している選手で有力な選手だが、2名ということもあり集団も容認。その後インドネシアのポリゴン・スイートナイスの選手も1名追走して先頭は3名になる。

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3名は順調に逃げ続ける。後続はリーダーのウズベキスタン・スレンサイクリングチームを中心に一度追走に入り6分差を3分まで詰めるが、残りの距離が長いことから、またペースを落としてタイム差が広がる。そしてタイム差は再び6分台に。残り30kmになり集団はペースを上げ始まるが、前に詰まったようにタイムがつまらない。残り15kmになりタイム差は3分30秒。このままだと中島の総合も危ういので木守がローテーションに加わり、集団はさらにペースアップ。しかし集団は先頭には追いつかず、最後のラジオツールからの情報では残り10kmで2分50秒だった。

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終盤に先頭ローテーションに加わった木守

先頭はトレンガヌのMat Amin選手がポリゴンの選手を抑えて優勝。聞いたところによるとオスマン選手はリーダーになるとチームにコントロールの義務が発生することを嫌ってわざとタイム差をつけてゴールしたようで、21秒差の3位になっている。そして後続の集団は最終的に1位の選手と1分58秒差でゴールしたので、中島の総合成績は落ちずに済みました。集団のゴールスプリントでは盛が5位、福田が8位に入り、スプリントの好調ぶりを発揮した。

最後の追走では、UCIポイント獲得のためチームの力を使ってゴールスプリントをした方がよいかと思い悩ましいところだったが、後半にある200km級の2ステージで総合を逆転をするためには、総合上位のチームに今のうちに脚を使わせておくことも必要なことというのもあった。それをどうするかもチームの実力がかかわってくるので、これからの課題のひとつになりそうだ。

明日のステージはKangarからSungai Petaniまでの115.6km。金曜日なので午前8時半にスタートします。明日も総合逆転、区間優勝を狙っていきます。

応援よろしくお願いします。

Text: Takumi Beppu
Photo: mokhriz aziz cycling asia

ジュラジャマレーシア2012
第3ステージ 結果
1. Mohd Shahrul Mat Amin (TSG) 4:23:36
...
5. Kazuhiro Mori +1:58
8. Shimpei Fukuda +1:58
34. Yasuharu Nakajima +1:58
81. Nozomu Kimori +2:21
82. Takeaki Ayabe +3:02
85. Kenichi Suzuki +4:38

総合成績
1. Yusup Abrekov 13:24:10
...
3. Yasuharu Nakajima +23
13. Kazuhiro Mori +3:35
25. Kenichi Suzuki +13:21
33. Shimpei Fukuda +17:37
76. Nozomu Kimori +30:04
78. Takeaki Ayabe +31:39

Start 86/Finish 86

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