Tour of Thailand 2012
Stage3
Chiang Rai - Tueng - Chiang Rai
146.1km
ツアーオブタイランド第3ステージは、Chiang Raiから南西の方角に進み、左回りに1周して別のルートで再びChiang Raiに帰ってくる146.1km。
今日は21人の大きな逃げが捕まった後のカウンターで決まった中島 康晴を含む12人の逃げがゴールまで逃げ切って、中島は7位に入りました。総合争いは2回目のKOMで総合上位4人を2分18秒先行させてしまい、品川 真寛は総合7位と同タイムの総合8位に後退しています。
レースはスタートをしてからリーダーチームのデンマークナショナルチームを攻撃するために、各チームアタックの連続でした。チーム力のないデンマークナショナルチームは集団をうまくコントロールすることができず、21人の逃げ集団を先行させました。そこには愛三から中島 康晴が乗りました。しかし総合4位の選手が逃げに乗っていたのですが、なかなか集団は追い上げを見せず、結局他の総合上位の選手が動きはじめ、しばらくしてからその逃げは吸収されました。
70km地点、集団が落ち着きはじめて、集団後方で各チームが補給を取り始めた頃に12人の逃げグループが形成されました。そこに中島 康晴が再び入りました。12人は山岳ポイントで人数を9人に減らすも、集団に3分前後の差をつけて逃げ続けました。
逃げる中島 康晴を含む先行集団
後方の集団では2つ目のKOMで動きがありました。前日の激しい登坂を思い出させるような急勾配の上りで、そこで集団は一時ばらけるも下りで吸収。しかしそこからカウンターアタックの連続で、総合上位4名の入ったグループが先行してしまいます。個人総合7位の品川 真寛はそこに乗ることはできず、伊藤 雅和のアシストを受けながら前を追いました。
懸命に品川 真寛をアシストする伊藤 雅和
あきらめずに先頭を引く伊藤 雅和
しかし最終的に前に追いつくことはできず、先頭から4分、総合上位4名の入ったグループから2分18秒の差でゴールしました。総合成績はそれまでの貯金があったので、順位をひとつだけ落とした8位に留まりました。
また先頭で逃げていた中島 康晴を含んだ9名はそのままゴールまで向かい、ゴールスプリントの末ニュージーランドのBIKENZ-PUREBLACKチームのCrosby選手が優勝。中島は7位でゴールしました。リーダージャージはオーストラリアナショナルチームのLovelock-Fay選手に移っています。
チームとしては良い形だった第3ステージですが、直接結果には結びつきませんでした。予想外の展開の連続ですが、それがアジアツアー。明日、明後日と2日間、自分たちもチャンスをつかめるようにあきらめず総合、区間とも狙っていきます。
明日のレースも応援よろしくお願いします。
Text, Takumi Beppu
ツアーオブタイランド
第3ステージ 結果
1. Louis Crosby (BNZ) 3:17:03
2. Joon Yong Seo (SCT) s.t.
3. Yusuke Hatanaka (SMN) s.t.
...
7. Yasuharu Nakajima s.t.
44. Masahiro Shinagawa +4:01
65. Masakazu Ito s.t.
68. Shimpei Fukuda s.t.
83. Nozomu Kimori +6:56
個人総合成績
1. Mitchell Lovelock-Fay (AUS) 9:57:48
2. Muradjan Halmuratov +17
3. David Edwards +26
...
8. Masahiro Shinagawa +2:58
13. Yasuharu Nakajima +4:20
23. Masakazu Ito +7:12
48. Shimpei Fukuda 15:40
97. Nozomu Kimori +47:19
Start 100/Finish 98
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