REPORT

ツールドランカウイ2012 第9ステージ 監督リポート

Tour de Langkawi

Stage9
Kemasik - Kuala Telengganu
165.7km

ツールドランカウイ第9ステージはケマシックからクアラ・トレンガヌまでの165.7km。他のステージと同じく途中に3つのスプリントポイントがありました。実質総合の動く可能性のある最後のロングステージになりました。

今日は朝からまとまった雨が降っていて、荒れるレース展開が予想されました。雨の天候にも関わらず序盤から各チーム激しいアタック合戦を行い、レースはハイペースで進みました。中盤4人の逃げができると集団は一時落ち着きましたが、そこからゴールスプリントに向けて再びハイペースで進み、ラスト15kmで逃げ集団は吸収され、勝負の行方はゴールスプリントに。

しかし残り3kmを切ったところで集団の前方中程で落車が発生。愛三の選手は4人が巻き込まれてしまい、誰もスプリントに絡むことができませんでした。後方に位置していた鈴木選手と、落車をぎりぎり避けた盛選手のみが集団で完走しました。他の4選手は残り3kmを切っていたので集団と同タイムになっています。優勝はファルネーゼ・ヴィーニチームのアンドレア・グアルディーニ。今大会6勝目、ツールドランカウイ史上初の10勝目を飾りました。ちなみにステージの平均速度は48.01km/h。今大会中一番速いレースになりました。

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激しい雨の中を走る愛三工業レーシング

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アタックに反応する中島 康晴

最終的に落車で終わってしまい、チームとして何とも煮え切らない第9ステージになってしまいました。明日の最終第10ステージは、タシック・ケニールからクアラ・トレンガヌまでの114.8km。タシック・ケニールから74.3kmかけてクアラ・トレンガヌの街に入り、市街地に設定された8.1kmの周回コースを5周します。最後のステージになりましたが、チームとして何かを残して帰れるように一丸となって頑張ります。

最後まで応援よろしくおねがいします。

Text. Takumi Beppu

ツールドランカウイ
第9ステージ 結果
1. Andrea Guardini (FAR) 3h27'06"
...
61. Kenichi Suzuki s.t.
86. Kazuhiro Mori s.t.
108. Masahiro Shinagawa s.t.(残り3km以内の落車のため、トップと同タイム)
109. Masakazu Ito s.t.(残り3km以内の落車のため、トップと同タイム)
110. Yasuharu Nakajima s.t.(残り3km以内の落車のため、トップと同タイム)
111. Taiji Nishitani s.t.(残り3km以内の落車のため、トップと同タイム)

総合成績
1. Jose Serpa (AND) 30h18'43"
...
31. Kenichi Suzuki +12'03"
40. Masakazu Ito +15'30"
47. Taiji Nishitani +16'43"
86. Masahiro Shinagawa +32'26"
95. Yasuharu Nakajima +37'00"
107. Kazuhiro Mori +41'19"

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