REPORT

ツールドランカウイ2012 第7ステージ 監督リポート

Tour de Langkawi

Stage7
Bentong - Kuantan
205.8km

ツールドランカウイ第7ステージはベントンからクアンタンまでマレー半島を横断する205.8km。途中に3回のスプリントポイントと4級の山岳ポイントが1回ある比較的フラットなステージでした。

今日は鈴木 謙一が魅せてくれました。平均時速51kmで走り抜けた序盤の激しいアタック合戦の末、鈴木は13人の逃げグループに自らのアタックで加わりました。逃げグループは最大4分の差を広げ、後続はリーダーチームのアンドローニ・ジョカトーリチームがコントロール。残り10kmになってタイム差は2分30秒を推移し、先頭は逃げ切りが確定的になりました。

ラスト3kmで5名のアタックがかかり、さらに4名が先行。鈴木は惜しくもそこに乗ることができず、その集団の先頭でゴールし、後続から1分22秒差で10位に入りました。自分から積極的に「勝つこと」を意識した走りをする姿勢がレースの至る所に表れていました。鈴木はこの結果から総合順位が34位に上がっています。そして愛三レーシングはチームステージ順位7位、アジアチームステージ順位2位になっています。

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逃げ集団で積極的に走る鈴木

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10位でフィニッシュする鈴木

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逃げ切った鈴木をねぎらう品川 真寛

明日の第8ステージは舞台をマレーシアの東海岸に移し、ペカンからチュカイまでの100.8kmを走ります。金曜日はイスラム教のお祈りの日なので、午前中でレースが終わります。明日は距離も短いのでスプリント勝負になりそうですが、今日リーダーチームのアンドローニ・ジョカトーリは一日中集団をコントロールをしていたり、ポイントジャージを狙うファルネーゼ・ヴィーニは人数が少ないので、展開によっては逃げ切りの可能性もあります。愛三レーシングは逃げ、スプリント両方の準備をしてレースに挑みます。

明日のレースも応援よろしくお願いします。

Text. Takumi Beppu

ツールドランカウイ
第7ステージ 結果
1, Marco Canola (COG) 4h25'17"
...
10. Kenichi Suzuki +13"
21. Taiji Nishitani +01'38"
44. Masahiro Shinagawa +01'42"
48. Yasuharu Nakajima s.t.
86. Masakazu Ito s.t.
108. Kazuhiro Mori s.t.

総合成績
1. Jose Serpa (AND) 24h38'10"
...
34. Kenichi Suzuki +12'03"
43. Masakazu Ito +15'30"
50. Taiji Nishitani +15'30"
88. Masahiro Shinagawa +32'26"
98. Yasuharu Nakajima +37'00"
107. Kazuhiro Mori +40'09"

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