勝負の行方はゴールまで
ツアーオブハイナン第9ステージは第8ステージのフィニッシュポイントから三亚の海岸線を6周回する88.9kmで行われました。前日のステージで個人総合1位はほぼ確定になりましたが、2位以下の成績はスプリントポイントとゴールのボーナスタイムで順位がひっくり返る僅差なので、最終日ですが緊張感のあるレースになりました。
愛三レーシングの作戦はチーム一丸となってボーナスタイムを獲得すること。ボーナスタイムを獲得することによって順位、UCIポイント、スプリント賞、賞金のすべてがランクアップします。昨日体調不良で伊藤選手が戦線を離脱してしまったので、愛三レーシングは4人でスタートすることになりました。
レースはスタートしてラポムマルセイユの選手と中国ナショナルチームの選手が2名で飛び出し、1分くらいの差で逃げ続けました。集団はリーダージャージを擁するアスタナがコントロール。逃げは2回目のスプリントポイントの手前で吸収されて、最後は集団でのゴールスプリントになりました。優勝は完璧なトレインでゴール前を引いたスキル・シマノのヴァンヒュンメル選手でした。
愛三レーシングは盛選手が2回目のスプリントポイントを獲りにいきましたが5着通過。ゴールスプリントは14位でした。最終的な個人総合成績は13位。UCIポイントを5ポイント獲得しました。そしてスプリント賞9位、アジア個人総合時間で5位になっています。
これでツアーオブハイナンの全行程が終了しました。チームとしてUCIポイントを40ポイント獲得し、まずまずの結果だったと言えます。選手たちは自分たちのできることを精一杯にトライしてきまいた。この結果を踏まえて、2012年シーズンの準備をしていけたらと思います。
次回のUCIレースは11月12日〜11月13日に沖縄県で行われるツールドおきなわ(UCI2.2)です。引き続き応援よろしくお願いします。
ツアーオブハイナン
第9ステージ 結果
区間成績
1. ケニー・ヴァンヒュメル(スキル・シマノ)TIme 2h01m31s
2. リコ・ロジャース(ジャイアント・ケンダ)
3. ジャスティン・ジュール(ラポム・マルセイユ)
14. 盛 一大
17. 綾部勇成
35. 木守 望
89. 中島康晴
個人総合成績
1. ヴァレンティン・イグリンスキー(アスタナ)Time 34h02m42s
13. 盛 一大 +28
33. 中島康晴 +2:40
55. 綾部勇成 +29:03
76. 木守 望 +32:14
出走98人/完走97人
ツアー・オブ・ハイナン特設ページ
2011年10月20日~10月28日 UCI AsiaTour 2.HC
→ cyclowired.jp でも連日現地レポートが掲載!
2011.10.28
コメントする