奮闘 ツールドハイナン第8ステージは东方から三亚までの184.7kmで行われました。今大会最後のラインレースで、総合成績で大きな逆転ができる最後のチャンスになります。
愛三レーシングの作戦はいつも通りスプリントポイントとゴールスプリントでボーナスタイムを獲得して、盛選手の個人総合をあげること。さらに第8ステージはラスト40km地点から2回連続で設定されている山岳ポイントのコースプロフィールが厳しいため、そこで始まるであろう総合上位のアタックにしっかりと反応して残ることも考えました。
レースがスタートして3人の逃げが一時的に決まったのですが、南アフリカのMTN-ケベッカがチームで牽引して1つ目の山岳の前で吸収。そこからアスタナやジオックスなどの強豪チームがペースをあげ、最初の3級の山で集団が2つに分裂しました。頂上を越えて下りきったところで先頭集団は50人に絞られ、愛三からは盛選手と中島選手が残りました。そこでラポム・マルセイユのリーダージャージが遅れてしまったので、アスタナとCCCポルサットなど人数を残しているチームが積極的に集団を引いて、第2集団との差は下りきったところで7分近くまで空いていました。
そして最後の勝負所の2回連続の山岳ポイントでも動きがありましたが、結局決定的な差の逃げは生まれず、50人の集団でゴールスプリントになりました。勝ったのはアスタナのヴァレンティン・イグリンスキー選手。盛選手は2回目と3回目のスプリントポイントをとりにいきましたが、2回とも惜しくも4位通過で残念ながらボーナスポイントを獲得することができず。ゴールは3km手前で中島選手がパンクをしてしまい、単独でインリンスキー選手の後ろに入ったものの、最後は周りから囲まれてしまいスプリントをすることができずに24位でフィニッシュでした。
ツアーオブハイナンの最後のラインレースにふさわしい厳しいコースで盛選手が奮闘し
ましたが、総合成績をあげることができませんでした。しかしまだ総合順位は秒差のままです。最終日のクリテリウムはスプリントポイント2回とゴールでボーナスタイムが3回あります。このポイントで2位以下の結果がだいぶ変わってきます。愛三レーシングもチャンスのある限り狙っていき、少しでも上の順位でレースを終えられるように頑張ります。明日は最終日なので思いきりのよいレースをできたらと思っています。
最後までどうなるかわかりません。みなさんの応援の力で選手たちの力を押し上げてください。応援よろしくお願いします。
ツアーオブハイナン
第8ステージ 結果
区間成績
1. ヴァレンティン・イグリンスキー(アスタナ) Time 4h27m45s
2. ダニエーレ・コッリ(ジオックスTMC)
3. レナード・ジャンス・ヴァン・レンスバーグ(MTN・ケベッカ)
24. 盛 一大
48. 中島康晴
61. 木守 望
93. 綾部勇成
DNF. 伊藤雅和
総合成績
1. ヴァレンティン・イグリンスキー(アスタナ)Time 32h01m12s
14 .盛 一大 +27
33. 中島康晴 +2:31
57. 綾部勇成 +29:02
77. 木守 望 +32:13
出走102人/完走98人
ツアー・オブ・ハイナン特設ページ
2011年10月20日~10月28日 UCI AsiaTour 2.HC
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2011.10.28
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